コロナが映す医療の闇、製薬・病院・医師を襲う地殻変動の内幕Photo:123RF

新型コロナウイルスは世界の在り方を半ば強制的に変えた。保守的だった日本の医療界でも、既得権や規制の岩盤が崩れてニューノーマルが始まるのか。岩盤はなおも崩れぬままか。今まさに、分水嶺に立つ。特集『コロナが映す医療の闇』は、8月3日(月)から9日(日)までの全14回で医療界に起きている地殻変動の内幕に迫る。

#01 8月3日(月)配信
コロナ「陰性証明ビジネス」の罪、困窮する演劇界を餌食にする輩の正体

コロナが映す医療の闇#1Photo:AFP/AFLO

 75人もの感染者を出した東京都新宿区の劇場クラスター(集団感染)。“感染していない”とする「陰性証明」を免罪符に感染対策を怠っていたことが分かってきたが、その背後では、コロナ禍での収入減を巻き返そうとする医者たちをはじめ、検査バブルで一儲けを企む輩が暗躍していた。

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#02 8月3日(月)配信
日本でコロナ死者が少ない理由「ファクターX」の諸説を徹底検証

コロナが映す医療の闇#2Photo:PIXTA

 日本をはじめ東アジアの国々にコロナ死亡者が少ない何らかの理由「ファクターX」。これを突き止め世界の救世主となるべく、にわか専門家たちも次々と参戦し、諸説入り乱れている。ファクターXと推測されている諸説の信頼度を検証した。

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#03 8月4日(火)配信
製薬業界に迫る「コロナリストラ地獄」、MRのみならず開発担当者まで

コロナが映す医療の闇#3Photo:123RF

 製薬会社の営業部隊であるMR(医薬情報担当者)はコロナの影響で病院訪問の自粛を余儀なくされ、働き方が激変した。存在価値そのものが問われ、さらなるリストラの大波が迫る。製薬の開発担当者にも、別の理由でリストラの危機が忍び寄っている。

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#04 8月4日(火)配信
日本医師会「物言う会長」の登場で、薬局と製薬業界の警戒レベルは最大

コロナが映す医療の闇#4Photo by Masataka Tsuchimoto

 絶大な政治力を誇る日本医師会はコロナ禍のさなかに選挙を実施、直言型の中川俊男氏が新会長に就任した。この新体制は医療界のステークホルダーにとって恐怖でしかない。特に薬局と製薬業界では警戒アラームが最大音量で鳴っている。

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#05 8月5日(水)配信
大学病院に迫る「真のコロナ危機」とは?看護師の大量退職問題は序章

コロナが映す医療の闇#5Photo:PIXTA

 東京女子医科大学病院の看護師大量退職問題は、コロナによる医療機関の経営難の象徴だ。大学病院の危機は今に始まったことではないが、医学部経営はコロナを機に悪化することが予想され、「白い巨塔」崩壊の足音は近づいている。

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#06 8月5日(水)配信
薬局のコロナ対策で「中外・第一三共・塩野義」の製薬バトルが激化する理由

コロナが映す医療の闇#6Photo:123RF

 不要不急の受診減などで、薬局が経営難に陥っている。現場の薬剤師はコロナ対策に追われ、その対策は巡り巡って「国民に身近なある治療薬」の販売競争にも波及している。

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#07 8月5日(水)配信
「コロナで薬局の3割超が赤字」の惨状を日本薬剤師会首脳が激白

コロナが映す医療の闇#7Photo by Masato Kato

 薬局には調剤を受け付ける義務があるため臨時休業するわけにはいかないが、コロナ禍で売り上げは激減した。日本薬剤師会は今年度に赤字経営の薬局が3割を超えると予想。森昌平副会長が惨状を明かす。

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#08 8月6日(木)配信
オンライン診療巡り開戦目前!「黒船LINEvs元マッキンゼー三銃士」

コロナが映す医療の闇#8Photo:123RF

 コロナ危機が医療界の地図を塗り替えた最たるものが、オンライン診療の全面解禁だ。既存業者は沸き立つが、巨大資本が今夏新規参入すると、競争激化は必至。また、全面解禁は時限的なものとして始まっており、反対勢力が巻き返しを図ろうとしている。

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#09 8月6日(木)配信
LINEヘルスケア社長が赤裸々激白「医療版プラットフォーマー」大構想

コロナが映す医療の闇#9Photo by M.K.

「オンライン診療は医療プラットフォームの核となる」。ユーザーと医師双方に強力なリーチ力を備えて参入するLINEヘルスケア。プラットフォームをつくる大構想から、現実的なオンライン診療普及率の予想まで、室山真一郎社長が赤裸々に語った。

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#10 8月6日(木)配信
「LINE参入の対抗策は?」三大オンライン診療事業者のトップを直撃

コロナが映す医療の闇#10

 LINEヘルスケアのオンライン診療参入に、既存大手は脅威を感じている。インテグリティ・ヘルスケアの園田愛社長、MICIN(マイシン)の原聖吾CEO、メドレーの豊田剛一郎共同代表の大手3社トップが、LINE対抗策やデジタルヘルス業界の将来像を語った。

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#11 8月7日(金)配信
ビル・ゲイツがコロナワクチンに巨額投資、製薬業界に巡らすカネと人脈

コロナが映す医療の闇#11Photo:China News Service/gettyimages

 コロナワクチンの登場を世界が切望する中、製薬ベンチャーを支援する世界最大の慈善基金団体「ビル&メリンダ・ゲイツ財団」の存在感が高まっている。ビル・ゲイツ氏が描くヘルスケアの未来像に迫るとともに、ゲイツ財団のリサーチ力や製薬業界人脈を独自分析した。

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#12 8月7日(金)配信
塩野義社長が宣言「ゾフルーザ級に効くコロナ治療薬を目指す」

コロナが映す医療の闇#12Photo by M.K.

 コロナによる医療界の激変に対し、先回りするかのようにHaaS(ヘルスケア・アズ・ア・サービス)を掲げる塩野義製薬。日本製薬団体連合会会長も兼ねる手代木功社長はアフターコロナのヘルスケア業界をどう見ているのか。

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#13 8月8日(土)配信
小池百合子都知事がぶち上げた「東京版CDC構想」を阻む岩盤の正体

コロナが映す医療の闇#13Photo:Bloomberg/gettyimages

 小池百合子・東京都知事が7月の知事当選時にぶち上げた「東京版CDC(疾病対策センター)構想」。日本の保健行政の縦割りとアナログぶりがコロナで露呈する中、実現すれば感染症対策は確実に前進する。しかし、その現実味は薄い。構想を阻む岩盤は何なのか。

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#14 8月9日(日)配信
勃起不全薬が店頭で買える日が来る?大衆薬を巡る医療ヒエラルキーの攻防

コロナが映す医療の闇#14

 コロナによって国民のセルフメディケーション意識が高まる中、一部の医療用医薬品をドラッグストアなどで買えるOTC(大衆薬)に切り替える議論がにわかにヒートアップしている。注目の候補薬と舞台裏に迫った。

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Key Visual by Noriyo Shinoda

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