「成功する人は、普段からどのようなことを考え、どのような行動をとっているのだろう?」
そのような疑問を心に浮かべたことがある人は、多いのではないでしょうか。
『成功者がしている100の習慣』はまさにそのような疑問に答える一冊です。リーダーシップ・コーチングやメンタリングの分野で国際的に活躍し、香港・ブダペスト・サンチアゴ・上海・ドバイなどでの豊富な海外経験を持つイギリス人の著者ナイジェル・カンバーランドが、長年のコーチングや人間観察の経験から導き出した成功者に共通する100個の習慣を、わかりやすく、実践しやすい形で読者に紹介します。
著者は、成功を仕事や経済的豊かさといった尺度のみでとらえているのではありません。家族や大切な人たちと愛情豊かで良好な関係を築き、他人に親切にし、心身の健康を維持して充実した人生を送ることを真の成功とみなすべきだと主張しています。
この連載では、本書に紹介されている100の習慣のエッセンスの中から特別に抜粋し、関連する古今東西の名言も織り交ぜながら簡潔に紹介し、成功しない人が陥りやすい思考・行動のパターンも指摘します。この習慣を私たちが生活に取り入れていくための具体的な実践方法のヒントもご紹介していきます。

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成功者の習慣10「一生、学び続けている」
成功する人は絶えず新しい何かを学び、成功しない人は古い知識にしがみつく

「二一世紀の文盲とは、読み書きのできない人ではなく、学ぶことも、それまでの知識を捨てることも、学び直すこともできない人のことである」
アルビン・トフラー(アメリカの作家、未来学者)

「学びをやめるのは、死の始まりだ」

 アルベルト・アインシュタインの名言です。私は二〇代のときに初めてこの言葉を聞いたとき、馬鹿げていると思いました。しかし、それは大きな間違いでした。学びと成功は表裏一体です。学校を卒業したら、学びは終わりだと考えてはいけません。私は大学を卒業し、「これでやっと勉強から解放された」と言ったときに、祖母に笑ってこう返されました。「人生では常に教わることばかりだから、学びは決して終わらないのよ」

 学びとは、学習という行為そのものだけではありません。それは未知のことに耳を傾け、心を開くという「態度」であり、昨日までの考えを捨てる勇気を持つという「心構え」なのです。ファイナンスや子育て、健康管理、職場の人間関係など、学ぶべきテーマは身の回りにいくつでもあります。人生は大学です。どんな体験からも、新しいアイデアや知識、考え方を学び取れます。過ちや苦しみからも、多くのことを学べます。最大の教訓は、最悪の体験に隠されています。

 新しいことを学習し、知識と知恵を広げ、深めていく――学びは、それ自体が成功です。退屈で簡単な何かをしているときでも、それを新たな学びの機会だととらえなおしてみましょう。きっと、何か新しい発見があるはずです。

成功のための
格言
「学びをやめるのは、死の始まりだ」
‘Once you stop learning, you start dying.’