【Twitterフォロワー数50万人、You Tubeチャンネル登録数25万人】と、今どきのママパパに圧倒的に支持されているカリスマ保育士・てぃ先生、初の子育てアドバイス本『子どもに伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!』ができました!
子育ての悩みは、決して親の能力や愛情の深さの問題ではなく、子ども特有の気持ちやものごとのとらえ方、体の状態を知るだけでうまくいくことが多いと、てぃ先生は教えてくれます。
この連載では、「てぃ先生が実際に試して効果のあった伝え方」や「保護者が絶賛した斬新なテクニック」を厳選。困りがちな「おしたく」「お片づけ」「お食事」などのよくある困りごとの状況に対応する方法などをお伝えしていきます。
話を聞いてほしいときは、
「聞く準備」を促すひと言を
子どもがこちらの話を全然聞いてない! ってことありますよね。「お片づけしてね」と言ったら「うんわかった~」と返事だけして全然片づけを始めないとか、「ご飯だよー」と言っても、テレビを見ていて返事すらしないとか。それでつい「何度言ったらわかるの!」なんて言ってしまうんですが、これを簡単に改善する方法があります。
そもそも、子どもが話を聞いていないのは、脳の発達段階で、聞く力と見る力を同時に働かせるのがまだ難しいからなんです。なので、聞くほうに集中していると見るほうはお休みですし、見るほうに力を入れていると聞くのがお休み状態に。もしくは、何か言われているのはわかるけど内容は頭に入っていないということが起こります。ですから、話を聞いてほしいときは、このバランスを聞くほうに近づければいいんです。
「ピンポンパンポーン!」で
どんな子でもほぼ振り向く!
どうするかというと、これ、簡単ですごく効果があるのですが、お話する前に、「ピンポンパンポーン! ママ、今からお話します」って言うんです。保育園でも言葉だけだとなかなか聞いてくれないんですが、こういう効果音とか歌を入れるだけで効果てきめん!
ファミリーマートの入店音「♪ターリーラリララ~」も、けっこう食いついてくれますね。
あとすごいのが、火曜サスペンス劇場の「♪じゃ、じゃ、じゃーーーん」ていうテーマ曲。子どもたちがパッとこっちを見てくれます。怖がっているわけじゃなくて、「何の音?」って感じでこっちを向くんです。
僕はだいたいこの3種類から今日はこれで行こう! って選んでやってます。
あとは、声色を変えるのもおすすめ。普通の声じゃなくて、すごく低い声とか、ミッキーマウスの声とかで「ご飯だよ」と言ったりすると、「あれ?何?」と注意を向けてくれます。そしてこちらにしっかり注意が向いてから、伝えたいことを言うと話が通りやすくなるんですね。たったこれだけのことで全然違いますから、ぜひチャレンジしてみてください!
※本原稿は、てぃ先生、初の子育てアドバイス本『子どもに伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!』からの抜粋です。この本では、子育てがラクになるスゴ技がたっぷり収録されています。子育てに悩みやイライラはつきものですが、遊び心をもって、楽しく子育てしてみませんか? (次回に続く)
関東の保育園に勤める男性保育士
保育士として勤務するかたわら、その専門性を活かし、子育ての楽しさや子どもへの向き合い方などをメディアなどで発信。全国での講演は年間50回以上。
他園で保育内容へのアドバイスを行う「顧問保育士」など、保育士の活躍分野を広げる取り組みにも積極的に参加している。
ちょっと笑えて、かわいらしい子どもの日常についてのつぶやきが好評を博し、Twitterフォロワー数は50万人を超える。
著書である『ほぉ…、ここがちきゅうのほいくえんか。』(ベストセラーズ)は15万部を超える大人気作。コミックほか含め、著書は累計50万部を突破している。
ちなみに、名前の読み方は「T」先生。最近ではYouTubeに動画を投稿し始め、チャンネル登録者ははやくも25万人を超えている。