もしあなたが中堅社員、ましてや課長などの管理職ならば、キャッシュフロー・マネジメント術の理解は必須となる。昨今はキャッシュ重視の経営を掲げる企業が増えているからだ。キャッシュの理解があいまい、あるいはキャッシュの管理ができないとなると、恐ろしい結末が待っているだろう。そこで、5月3日(月)からの特集『課長は理解必須!キャッシュフロー・マネジメント術』(全6回)では、ダイヤモンド・オンラインでの連載や会計の著書を多数執筆する矢部謙介・中京大学教授が、具体的な事例と共に易しくキャッシュの管理術を解説していく。
#1 5月3日(月)
「利益の出し方」が一発でわかる図があった!管理職なら理解必須の固定費&変動費
キャッシュ管理術理解の前提となる基礎を解説。まずは「固定費」「変動費」をさくっと理解。さらに「利益の出し方」が一発で分かる図を頭に入れておけば、「会社が利益を出すこと」の意味がすっきり頭に入ってくるはず。
#2 5月4日(火)配信
メーカー特有「作るほど儲かる」の罠、課長&部長に必須のキャッシュ管理術
「作れば作るほど儲かる?」実は製造業にありがちな会計上の罠がある。課長以上の管理職なら理解していないと窮地に陥るかもしれない。見掛けの利益にだまされないキャッシュ管理術をお伝えする。特にメーカーの管理職には必須の知識だ。
#3 5月5日(水)配信
キャッシュと利益の差を知らないと管理職失格!絶対知るべき「4つの会計項目」
実際のビジネスでは利益とキャッシュは基本的には一致しない。減価償却費と棚卸資産が影響しているからだ。財務が苦手な人にとって難しい単語のように思えるかもしれないが、今回も易しく解説。管理職なら絶対に押さえるべき「減価償却費」「棚卸資産」「売上債権」「仕入債務」とキャッシュの関係を伝授。
#4 5月6日(木)配信
黒字倒産を「商社&不動産」上場2社の実例で解説!資金繰りが破綻した理由
利益が出ているのに会社が倒産してしまう恐ろしい「黒字倒産」。実は黒字倒産は極めてまれというわけではなく、上場企業でも起きている。ここでは、実際に起きた上場商社や不動産会社の例を挙げて「黒字倒産」のメカニズムと注意すべきポイントを説明する。
#5 5月7日(金)配信
トヨタ生産方式の肝がわかるキャッシュフロー改善術、「在庫を減らせ」の理由
いよいよ具体的なキャッシュ・フロー改善術を易しく解説。しかも、ややこしいことは極力省き、たった2ポイントに絞った超絶分かりやすい「管理職のためのキャッシュ・フロー改善術」を伝授しよう。4回目までに頭に入れた知識を基に読めば、すんなり理解できるはずだ。
#6 5月8日(土)配信
その新規事業は身の丈に合ってる?市場規模、競争優位性より大事なキャッシュの視点
実は新規事業立ち上げにおいては「自社の経営資源が活用できるのか」「市場が有望なのかどうか」「競争優位性を確立できるのか」といったこと以上に大事なことがある。キャッシュフロー・マネジメントのある視点が抜けていると、立ち上げが順調でも不幸な結末に陥る可能性が高いのだ。
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