ひろゆきが断言「夏休みの過ごし方で人生が9割決まる」ひろゆき氏(撮影:榊智朗)

現在、テレビやYouTubeで圧倒的な人気を集める、ひろゆき氏。
29万部の大ヒットを記録しているベストセラー1%の努力』では、その考え方について深く掘り下げ、人生のターニングポイントでどのような判断をして、いかに彼が今のポジションを築き上げてきたのかを明らかに語った。
この記事では、ひろゆき氏に気になる質問をぶつけてみた。(構成:種岡 健)

性格を変えようとするムダ

 大人になってから「集中ができない」「習慣が身につかない」と嘆いている人がたくさんいます。とても頭が悪いことだと僕は思っています。

 なぜなら、「そんなことは義務教育で学んでおこうよ」と思うからです。

 僕の持論ですが、「夏休みの宿題をいつやるかで人生は決まる」という考えがあります。つまり、夏休みの宿題を「早めに終わらせるのか」「毎日コツコツやるのか」「ラストの数日で間に合わせるのか」。この3タイプは、その人の「性格そのもの」であって、性格を変えるのではなく、性格に合った人生の攻略法をさっさと身につけとけよと思うのです。

 冒頭に述べたような悩みを持っている人は、おそらく、夏休みの宿題を最後の数日で終わらせていたことでしょう。

 それならば、「習慣が身につかない」と悩むだけムダです。だって、一生、性格は治らないのですから(笑)。

ギリギリタイプの人の仕事術

 毎日コツコツと一定のことができない人は、それが許されるような仕事を選びましょう。僕はプログラムを書くことが主な仕事でしたが、プログラマに大事なのは「納品に間に合わせる」ということです。

 いくら毎日マジメに働いていても、納品されたもののクオリティが低ければ、なんの意味もありません。それよりも、締め切りの2日前くらいから徹夜で缶詰になって、一気に完成度の高いものを仕上げる人のほうがはるかに優秀です。

 仕事をいつもギリギリに終わらせるタイプの人は、「今度は早めにやるようにしよう」などと反省してはいけません。「今回は2日前からやった。次もこの方法で乗り切ろう」と強く思うようにするべきです。

 締め切り前に最大限の力を発揮できるのだから、それを武器として認めるべきです。早めにコツコツやるタイプの人を羨ましがる必要はありません。そんなものは、「ショートスリーパーになりたい」「楽観的な人になりたい」と言っているようなものです。つまり、絶対になれないのです(笑)。

 性格を変えるような努力は、早めに手放しましょう。まずは義務教育のときの自分のタイプを思い出してみてください。そして、そのタイプを認めるようにしましょう。そこから、「じゃあ、自分はどんな仕事をしよう」「どんなスタイルで働こう」と、逆算して考えるのが大事です。そのことに時間をかけるようにしましょう。そのほうが有意義な人生になりますよ。

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ひろゆき
本名:西村博之
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。主な著書に、29万部を突破した『1%の努力』(ダイヤモンド社)がある。