ダイヤモンド・プレミアム(有料会員)ならダイヤモンド社のベストセラーが電子ブックでお読みになれます!月ごとに厳選して提供されるダイヤモンド社の話題の書籍から、ここでは一部を抜粋して無料記事としてお届けします。全体をお読みになりたい方はぜひダイヤモンド・プレミアム(有料会員)にご登録ください!今回は2021年12月提供開始の『最高品質の会議術』。最速PDCAで最強チームをつくるマネジャー必須の技術とは。
はじめに
「会議の品質」がチームの生産性を決める
「会議術」はマネジャー必須のスキル
前田鎌利 著
定価1760円
課長クラス以上のマネジャーにとって「会議術」は、チームの生産性を上げるために必須のスキルです。
会議とは、「関係者が集まって相談をし、物事を決定すること」(『大辞泉』小学館)。つまり、「物事を決定すること」=「意思決定」こそが会議の本質ということです。そして、現場のメンバーがプロジェクトを前に進めるためには、組織的な意思決定が不可欠。「生産性を上げよう」と現場を激励する前に、マネジメント・サイドがスピーディかつ精度の高い意思決定をしなければならないのです。
であれば、マネジャーが「会議の品質」を高めることによって、「意思決定の品質」を高めるスキルを磨かなければならないのは、当然の理というべきでしょう。
ところが、私たちには「会議術」を体系的に学ぶ機会がほとんどありません。だから、どうすれば「会議の品質」を上げることができるのか、手探りを続けているマネジャーも多いと思います。
私自身がそうでした。ソフトバンクモバイル(現ソフトバンク)ではじめてマネジャーに昇格したときには、「どうしたらいいのか?」と頭を抱えそうになったものです。