現代人の脳には“毒”が溜まっている!
無意識に溜まった脳の“毒”を出して
脳がみるみる若返る食事法を紹介する

脳の若返りと認知症治療の専門医・白澤卓二医師が提案する衝撃の最新刊『脳の毒を出す食事』では、現代人の脳に溜まった毒を出し、脳の機能を上げる食事法を紹介している。
現在、認知症患者数は増加の一途。その発症を避けるには、40代からの脳のケアが大切だと著者はいう。本書では世界最新の医学で明らかになった認知症予防・改善策と、その研究からわかった脳のパフォーマンスを上げるために必要な食事を提案する。

認知症専門医が絶賛する脳とダイエットに効果的なおやつ3つの条件とは?Photo: Adobe Stock

小腹が減ったらナッツと果物

主食を少量の玄米にして糖質を控える食事を続けていると、脳が糖を欲しがらなくなります。私の場合はおやつは食べたいと思わなくなりましたし、仕事の合間や夕食のあとに小腹が空いてつまみ喰いをすることもなくなりました。しかしそれは糖質を控える食事を長く続けているからであって、新しい食事に切り替えて間もない間はうまくいかないこともあるでしょう。おやつもしかりですから、これまで通りに食べてかまいません。ただし、食べるものを吟味すべきです。おやつの条件は3つです。

1 糖質が少ない
2 30回以上咀嚼できる
3 加工されていない自然の食べもの

3つの条件を満たすおすすめは、ナッツと果物です。ナッツ類の主成分はほとんど油で、しかもその油は体に必要ないい油。ビタミンBが豊富で、動脈硬化を防ぐこともできます。また、本書ですすめている食事では糖質が少ないので、不足しがちなカロリーを補うにもぴったりです。ナッツを選ぶ際はローストしていない、食塩と油不使用のものを選んでください。ブラジルナッツには、水銀を解毒する働きがあります。最近日本でも売られるようになったので、まぐろやかじき、金目鯛をよく食べる人は、1日1~2粒を目安に食べるといいでしょう。

果物は果糖という糖質を含んでいますが、同時に糖質を吸収しにくくする食物繊維も含んでいます。生の果物ならビタミンCもとれます。ブルーベリーやいちごなどのベリー類は糖質が少ないのでおすすめです。りんごも皮付きのまま食べれば老化を予防するファイトケミカルがとれますので、無農薬のものを皮ごと食べるのがベストです。みかんも皮をむかずに丸ごと食べて、残すのはヘタだけに。無農薬や減農薬のものが見つからないときは、流水でしっかり洗ってください。ただし、糖質が多いマンゴーやパイナップルなどの甘みが強いトロピカルフルーツは避けてください。

また、食物繊維が豊富で抗酸化作用の高いファイトケミカルが多く含まれる、デーツ(ナツメヤシ)、いちじく、プルーン、あんず、ブルーベリー、クコの実などのドライフルーツもおすすめです。できるだけオーガニックで、砂糖、甘味料、保存料などの添加物が使われていないものを選ぶのがポイントです。食べる量は1日30グラムまでを目安にしてください。

ほかに大豆の水煮や蒸し大豆、酒のつまみコーナーにある味付けされていないスルメや貝柱などもいいですね。

本原稿は、白澤卓二著『脳の毒を出す食事』からの抜粋です。この本では、認知症など脳の機能不全の原因となる、現代人の脳に溜まった”毒”を出して究極の健康体になる食事法の提案と、実生活で使える7日間実践レシピを掲載しています。脳と体を健康にし、本当の意味での健康長寿を目指してみませんか?(次回へ続く)

監修 お茶の水健康長寿クリニック院長 白澤卓二先生
1982年千葉大学医学部卒業後、呼吸器内科に入局。1990年同大学院医学研究科博士課程修了。現在、お茶の水健康長寿クリニック院長。
認知症専門医が絶賛する脳とダイエットに効果的なおやつ3つの条件とは?

白澤卓二(しらさわ・たくじ)
医師、医学博士
1958年神奈川県生まれ。1982年千葉大学医学部卒業後、呼吸器内科に入局。1990年同大学院医学研究科博士課程修了。東京都老人総合研究所病理部門研究員、同神経生理部門室長、分子老化研究グループリーダー、老化ゲノムバイオマーカー研究チームリーダーを経て、2007年より2015年まで順天堂大学大学院医学研究科加齢制御医学講座教授。2017年よりお茶の水健康長寿クリニック院長、2020年より千葉大学予防医学講座客員教授就任。日本ファンクショナルダイエット協会理事長、日本アンチエイジングフード協会理事長、アンチエイジングサイエンスCEOも務める。
専門は寿命制御遺伝子の分子遺伝学、アルツハイマー病の分子生物学、アスリートの遺伝子研究。