感動小説『精神科医Tomyが教える 心の荷物の手放し方』の著者が、voicy「精神科医Tomy きょうのひとこと」から、とっておきのアドバイス。心がスッと軽くなる“言葉の精神安定剤”で気分はスッキリ、今日がラクになる!
欲しいものがあるときこそ、おくびにも出さない
きょうのひとことは、
「欲しいものがあるときこそ、謙虚になったほうがいい」
自分が何かをあげる立場になったと想像してみてください。
「欲しいな、欲しいな」と欲をあらわにする人と、欲を出すことなくひたむきに頑張っている人がいたら、あなたはどちらにあげたいと思うでしょうか?
欲をあらわにする現金な人には、なんとなくあげたくないような気がしてきます。
自分の欲をおくびにも出さず、ひたすら頑張っているような人がいたら、そちらの人にあげたくなるでしょう。
だから、ごくシンプルにいうと、「欲しがる人ほど得られない」ということです。
地位や名誉、さらには評価や報奨が欲しくて欲しくてたまらないという態度に出たり、なんで自分を正当に評価してくれないのかと噛みついたりすると、その印象がマイナスに働くこともあるわけです。
どうしても欲しいものがあるときこそ、その気持ちをグッと抑えて、おくびにも出さないことです。
たしかに得られたらいいなとは思うけれど、その欲を肥大化させない。そして、目の前のやるべきことにまい進する。
そういうふうにクールに考えておくと、逆に幸運が巡ってくるものです。
欲をあらわにする野心家は、よい面もあるのですが、自分の都合のよいことばかり考えて他人の利害を考えないと、幸運にも見逃されてしまうでしょう。
欲しがる気持ちを表現するにしても、相手を選ばないといけません。
親しい友人や家族など、ちょっと甘えられる関係性のある相手でないと、なかなか通じないのです。
会社組織でのちょっとした距離感が必要な関係性のなかでは、欲しがる気持ちをおくびにも出さないほうがよい場合が多いでしょう。
欲しがる気持ちがあるのなら、より謙虚な気持ちでいることを心がけるほうがうまくいくと思います。
きょうのひとことは、
「欲しいものがあるときこそ、謙虚になったほうがいい」
でした。
参考になったかしら?