定年まで働くなんて無理……生涯賃金2億円を株式投資で稼いでしまおう! そう決意した入社3年目、知識ゼロの状態から株式投資を始めた『割安成長株で2億円 実践テクニック100』の著者・現役サラリーマン投資家の弐億貯男氏。年間平均利回り30%で資産を増やし、当初の計画を前倒しで2億円達成! 忙しい会社員でも再現性が高い「100の実践ノウハウ」を徹底伝授!

【現役サラリーマンが株式投資で2.5億円】<br />自分の仕事を投資に活かす方法とは?Photo: Adobe Stock

自分の仕事を通じて
有望な銘柄を見つける

投資の神様ウォーレン・バフェット氏の名言に、「自分が理解できないビジネスには投資しない」というものがあります。

バフェット氏が言うように、なんのビジネスをやっているのか自分の頭で理解できない企業に投資するのは、控えるべきだと私も考えています。

一方、会社員として日々仕事をしていると、少なくとも自分のいる業界や取引先のビジネスには詳しくなります。それは、サラリーマン投資家の大きなメリットでしょう。

投資する銘柄選びに困ったときは、自分自身が働いている業界から、有望に思える企業をピックアップしてみましょう。自分ではあたり前と思っている業界の常識が、業界外の人からすると貴重な投資情報の可能性があります。

取引先として、「あの会社、勢いがあるな」とか「将来性が期待できる面白いビジネスモデルだな」と思える企業と出合うことだってあるでしょう。これらの企業を、IR情報などを参照して十分に研究したうえで、投資先候補の1つに加えてみるのです。

そういう銘柄は、ひょっとしたら他の投資家がまだ投資対象としての魅力や将来性に気づいていない、眠れる“宝の山”かもしれません。

取引先などの未公開情報を知り得る立場にあり、その情報をもとに株式を売買するのはインサイダー取引なので、金融商品取引法で禁止されています。しかし、「あの会社、勢いがあるな!」といった個人的な感想に基づいて株式を売買するのは、インサイダー取引にはあたりません。

自分の仕事を通じて、自らの得意な土俵で勝負してみるのは面白いものですし、仕事上の勉強にもなります。