働きながら3年で、9つの資格に独学合格! 大量に覚えて、絶対忘れないノウハウとは?
「忘れる前に思い出す」最強のしくみ、「大量記憶表」を公開!
本連載の著者は棚田健大郎氏。1年間必死に勉強したにもかかわらず、宅建試験に落ちたことをきっかけに、「自分のように勉強が苦手な人向けの方法を編み出そう」と一念発起。苦労の末に「勉強することを小分けにし、計画的に復習する」しくみ、大量記憶表を発明します。棚田氏の勉強メソッドをまとめた書籍、『大量に覚えて絶対忘れない「紙1枚」勉強法』の刊行(2月9日発売)を記念して、棚田氏の寄稿記事を公開します。

宅建合格に効く最強の「時間配分」を公開! 見直し時間もしっかり確保!Photo: Adobe Stock

宅建試験の落とし穴とは?

 宅建試験は2時間で50問を解くのですが、時間が足りないことが多く、かなり早く解かないと間に合いません。

 ちなみに、「2時間で50問ということは、1問あたり2分20秒くらいが目安かな」と思った方もいるかもしれませんが、それは危険です。

 宅建試験の問題は、分野によってかかる時間が全然違います。例えば、私が受験していた時のペース配分をお見せします。

宅建業法20問:35分(105秒/1問)
法令制限8問:15分(112秒/1問)
税金3問:5分(100秒/1問)
権利関係14問:45分(192秒/1問)
免除科目5問:10分(120秒/1問)
答案見直し:10分

 まず、見直し時間は必ず確保したいので、実質110分で50問を解く必要があります。1問あたりの時間を見るとわかると思いますが、概ね120秒以内なのに対し、権利関係だけは192秒、およそ3分もの時間を取っているんです。

 つまり、権利関係は問題を解くのに時間がかかるということです。