炎上や意見のぶつかり合いばかりが目立つようになってしまったツイッター。けれど、そこには平和で面白く、有意義な使い方をしているユーザーもいるはずだ。三つのケースから、ツイッターのポジティブな使い方について模索してみよう。(フリーライター 鎌田和歌)
ツイッターの殺伐とした
様子を嘆く声も……
ネット上での誹謗(ひぼう)中傷やハラスメント行為が社会問題化している。SNSの中でも最も問題となっているのがツイッターで、ツイートによる名誉毀損(きそん)だけではなく、リツイートやいいねに関する訴訟も起こっている。
実際、ツイッターを長年使っているユーザーで、嫌な思いを全くしたことがないという人の方が少ないのではないだろうか。また、自分に直接暴言が浴びせられたわけではなくても、第三者に向けられたひどい内容のツイートを見て、ミュートやブロック機能を使ったことがあるという人も多いはずだ。
筆者のある友人は2010年頃に少しだけツイッターを使っていたが、その後アカウントを放置。ここ最近になって、大学生の子どもがツイッターを使っているのを知って改めてのぞいてみたところ、当時とは様子が違っているのを知って驚いたという。彼いわく、今のツイッターは「やるかやられるかの世界。殺伐としている」という。