感動小説『精神科医Tomyが教える 心の荷物の手放し方』の著者が、voicy「精神科医Tomy きょうのひとこと」から、とっておきのアドバイス。心がスッと軽くなる“言葉の精神安定剤”で気分はスッキリ、今日がラクになる!

【精神科医が教える】最良の結果を得るたった1つのポイント

ちょっとした「防衛機制」にご注意を

きょうのひとことは、
「タイミングの良さは思った以上に大切」

仕事でもプライベートでも、誰かと一緒に物事を進める場合、思った以上に「タイミング」が大事です。

相手に話を持ちかけても、返事が遅い、日程が合わない……なんてことで、お互いのタイミングがなかなか合わないことがあります。その一方で、サクサクやりとりができて、ストレスなく物事が決まることもあります。

恋愛も同じで、結婚するのは縁とタイミングが大事だともいわれます。ようするにタイミングの合う相手と合わない相手がいるということです。

断られてはいないものの、話が遅々として進まないという場合、相手が乗り気ではないことが多いでしょう。もし乗り気なのであれば、優先度が高まり、決断が遅くならないはずです。

返事が遅い、なかなか決まらないというのは、あなたとの案件よりも優先度の高い案件がある可能性が高いのです。

だから、すぐに返事できない。あなたとの案件と、より優先させたい案件のスケジュールが重なりそうになったら、キャンセルしなければいけなくなりますから、遅々として話が進まないということが考えられたりします。

タイミングが悪いということは、相手があまり乗り気じゃないと考えたほうがいいでしょう。

それを「たまたまタイミングが悪いからしょうがないね」と受けとるのは、ちょっとした「防衛機制」なのかもしれません。防衛機制というのは、自分にとって受け入れがたい状況や危ない状況にさらされたとき、無意識に不安を軽減しようとする心理です。

タイミングの悪さを自分で招き入れているともいえます。

思い切ってタイミングが悪い相手のことは割り切って、よりタイミングよく物事が進む相手がいないかどうかを探してみるのも一手です。

こう話すと、相手を天秤にかけるようですが、きっと相手も同じようなことをしている可能性があるので、割り切りが大事だと思います。

仕事でもプライベートでも、あなたを逃すべきじゃないと思ってくれる相手であれば、相手のほうから積極的にアプローチしてきてくれるもの。そして、そのほうがお互いにストレスなく、物事がスムーズに進みやすいです。

自分と同程度の熱量を持っている相手であれば、対等な関係になれて、物事がスムーズに進むわけです。

タイミングが悪い人と、なかば無理やり一緒に進めようとしても、結局は時間の無駄になる可能性が高いでしょう。タイミングが悪いというのは、相手の熱意が低いことの表われなんだということを認識しておきましょうね。

そして、タイミングの良い人を優先したほうがいいです。

きょうのひとことは、
「タイミングの良さは思った以上に大切」
でした。

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