「頭の回転が速くなる」「誰でも脳の機能が向上しそう」「脳の老化防止に使える」「ゲーム感覚で小学生でも楽しめる」「たとえるなら、脳のストレッチ」「集中力や記憶力が伸びた」などの声が届いた、くり返し楽しんで使える『1分間瞬読ドリル』は、何歳からでも6つの力が飛躍的に伸びます。間違ってもOK。1分間で与えられた課題を見ていくだけで、「記憶力」「思考力」「判断力」「読解力」「集中力」「発想力」が抜群にあがります。
子どもには、これから必要とされる「考える力」勉強脳が磨かれ、覚えに不安があるシニアはボケ防止に使える、そして、大人は脳機能を高めていくことができるのです。10歳から100歳まで、誰でも簡単に続けられる『1分間瞬読ドリル』で、脳をよくしていきましょう!(取材・文/狩野南)

落ち着きのない子どもでも、集中力が身に付く方法Photo: Adobe Stock

短い時間で達成感を得る

「うちの子、落ち着きがないのですが、どうしたらいいでしょう?」

 これも、親御さんからよく受ける相談です。

 私から見ると、そもそも子どもは落ち着きがないもの。落ち着きのある子のほうが珍しいと思っていますが、それでも、落ち着きのない子が急に集中する瞬間があります。どういうときかというと、自分の興味のあるもの、好きなことをやっているときです。

 これは大人も同じです。人は楽しくないと、なかなか集中できません。集中できないと、どうしても気が散ってしまい、結果として落ち着きがなくなってしまいます。

 そして、ここには時間の問題も絡んできます。どんなに好きなことでも、長時間に及んでしまうと集中が途切れ、飽きてしまうのです。

 私がそろばんを教えていたときのことですが、段が上がってくると、30分間でどれだけ解けるかを競うようになります。そろばんが好きで得意な子どもでも、30分間も集中して問題を解くのはかなり大変でした。そこで普段は、集中力を持続させるために「短い時間で達成感を得る」方法を取り入れるようにしました。5分間やって答えを出して、また5分間やって答えを出す、を繰り返すのです。

 この2つの方法は、子どもの遊びでいうと、「鬼ごっこ」と「だるまさんが転んだ」に例えられます。「鬼ごっこ」は、最後の子が捕まるまでやるルールなので、先が読めず、時間がかかるほどだれてしまうことが多いものです。一方、「だるまさんが転んだ」は、そのセリフを言っている間だけ動き、それ以外の時間はピタッと止まっています。はっきりとしたオンオフがあるため、飽きずに続けやすいと言えます。

『1分間瞬読ドリル』は、まさに後者のメソッドを取り入れてつくられています。1分間に1問の短いスパンで問題を解くので、ゴールがすぐに見えます。気持ちの切り替えがしやすいため、落ち着きのない子でも集中でき、すぐに達成感が得られるので、興味も持続します。ぜひ、お子さんと一緒にやってみてください。

*本記事は、『1分間瞬読ドリル』から一部抜粋し、追加取材・加筆したものです。