生きていれば、不安や悩みは尽きない。寝る前に考え込んでしまって、眠れなくなるなんてことも……。そこで参考にしたいのが、感動小説『精神科医Tomyが教える 心の荷物の手放し方』(ダイヤモンド社)だ。
ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉の数々。とても読みやすいオムニバス形式の8つの物語は、気づかぬ間に心の荷物を抱え込んで苦しくなったとき、そっと心の荷物を手放すための優しい言葉を授けてくれる。
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【Twitterフォロワー30万人超の精神科医が教える】<br />人間関係を識別するたった1つのセンサーとは?

乱暴な言葉遣いをする人

アナタのまわりに言葉遣いの汚い人はいないでしょうか? 人を蔑むような乱暴な言葉遣いをするような人もいれば、そこまでいかなくても、相手に不快な印象を与えるような言葉遣いをするような人もいるでしょう。

一方、言葉遣いが綺麗な人もいます。相手のことを思いながら、丁寧に穏やかに話すような人です。そういう言葉遣いには、これまでのまわりの人たちの言葉遣いが影響していたりするでしょうし、心のなかに怒りや攻撃性があれば、ふだんは穏やかな言葉遣いの人でも、言葉遣いが汚くなることもあるでしょう。

言葉遣いは仮面をかぶることも

アテクシの経験からすると、言葉遣いの汚い人というのは、なるべく避けたほうがいいように思います。同じ人物でも心のあり方によって、時として言葉遣いが乱暴になることもありますし、穏やかになることもあります。

ある程度、深くつき合わないと、その人の日常の言葉遣いというのはわからないもの。別のいい方をすると、言葉遣いというのは仮面をかぶることもあるわけです。だから、表面上、言葉遣いが綺麗な人のなかにも、ちょっと深くつき合ってみると、なんだか言葉遣いが乱暴で、「関わらないほうがよかった」なんて人もいるんですね。

LINEの文章にも人となりが出る

少なくとも、明らかに言葉遣いが汚い人というのは、アテクシの経験上、なにかしら癖のある人で、なんだかんだと関係性に支障をきたしがちです。

そして、言葉遣いというのは、会話はもちろんですが、メールやLINEの文章にもけっこう表れます。そういったコミュニケーションツールでやりとりする言葉というのは、人となりが出てしまうんですね。また、言葉遣いというのは意外と簡単に直らないので、一時的に直ったとしても、表面上のことだったりします。

言葉遣いは人間関係を識別するセンサーの役割を果たす一面もありますから、言葉遣いの汚い人はちょっと警戒したり、トラブルを未然に防ぐために関わらないようにしたほうがいいとアテクシは思います。

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