日本一アウトプットするベストセラー精神科医の樺沢紫苑氏は「このタイミングで読まないと後悔する一冊がある」という。
それが『真の「安定」を手に入れる シン・サラリーマン』(サラタメ著)だ。
著者のサラタメ氏は6年前にブラックな職場でボロボロ→4年前にホワイト企業に転職&副業開始→現在登録者66万人超えサラリーマンYouTuberとなった。SNSではサラタメさんの癒しの言葉が多くの共感を集めている。では、樺沢氏に「最速で成功する人と最短で病気が治る人の共通点」について教えてもらおう。
「最速で成功する人」と
「最短で病気が治る人」の共通点」
「最速で成功する人」と「最短で病気が治る人」の共通点とは何でしょう?
結論から言います。
素直な人
です。
数多くの成功した経営者、ビジネスパーソンを見続けてきて思うこと。
それは、素直な人が成功する、という極めてシンプルな原則です。
これは様々なビジネス書にも書かれていることですが、全く同感です。
そして素直さは、「最速で成功する人の条件」であるのと同時に、「最短で病気が治る人の条件」でもあります。
ここでいう「素直さ」とは、どんな状態でしょうか?
人から言われたことを言われたとおり、
とりあえずやってみる姿勢です。
こういう素直な人は仕事もうまくいき、病気も遠ざけます。
では、その逆のことをやっている人は、どうなるでしょう?
◎まず言い訳をする
◎言われたことを、なかなかやらない
◎屁理屈を言う
こんな人、結構、あなたのまわりにもいませんか?
たとえば、私はよく、患者さんに「健康にいいので朝散歩をしてください」と言います。
でも、その翌日から朝散歩を始める人は、10人に1人以下です。
これが「成功する人」であり、「病気を遠ざける人」です。
私は、その人が成功する人か、しない人かは、すぐに見分けることができます。
成功しない人の条件とは?
成功しない人の条件は、「言い訳をする人」です。
調子が悪いので、朝散歩できません。
朝が苦手なので、散歩できません。
一度も試したことがないのに、すぐ「無理」と言う人は、「無理」が前提で生きている人です。
ビジネスでも「自分の可能性は0%」と思い込んでいるわけですから、成功するはずがありません。
全社員が、あなたをダメ人間と思っても、自分だけは自分の可能性を信じることができるはずなのに、それすらしようとしない。
素直な人や「まず行動する人」は、トライ&エラー(試行錯誤)の回数がものすごく多い。
つまり、最短で「間違ったやり方」を棄却でき、ゴールへの近道を最短で発見できるのです。
言い訳ばかりで、行動できない人は、いつまてたってもエラーの数が「ゼロ」。
これでは、自己成長どころか、生涯にわたって成功するはずがないのです。
「素直な人」と「そうでない人」では
試行錯誤回数が100倍以上違う!
「素直な人」と「そうでない人」とでは、試行錯誤の回数が100倍以上違います。
分母がゼロなので、「無限大」ほど違うというのが正確でしょう。
言い訳する暇があったら、さっさと行動したらいいのです。
行動してから考える。
それでうまくいかなくても当然。
だから、試行回数を増やす。
そのうち1回必ず成功する時がくる。
そう信じてやるしかないのです。
たとえ失敗しても、やらなかったときより、うまくいかなかった分、経験を積んだのです。
それだけでも、すでに自己成長しているのです。
(ps.)
そうは言っても、素直になりたいけど、素直になれない。
試行回数を増やしたいけど、失敗するのが怖い。
そんな人にオススメの本があります。
サラタメ著【シン・サラリーマン】。
しのごのいわず、読んでみればわかります。
ぜひ読んでみてください。
精神科医、作家
1965年、札幌生まれ。1991年、札幌医科大学医学部卒。2004年からシカゴのイリノイ大学に3年間留学。帰国後、樺沢心理学研究所を設立。「情報発信を通してメンタル疾患、自殺を予防する」をビジョンとし、YouTubeチャンネル「樺沢紫苑の樺チャンネル」やメルマガで累計50万人以上に精神医学や心理学、脳科学の知識・情報をわかりやすく伝える、「日本一アウトプットする精神科医」として活動している。
コロナ禍に22万部のベストセラーとなった著書『精神科医が教える ストレスフリー超大全』(ダイヤモンド社)のほか、シリーズ80万部の大ベストセラーとなった著書『学びを結果に変えるアウトプット大全』『学び効率が最大化するインプット大全』(サンクチュアリ出版)など30冊以上の著書がある。