不安や悩みが尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そこで参考にしたいのが、増刷を重ねて好評多々の感動小説『精神科医Tomyが教える 心の荷物の手放し方』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。とても読みやすいオムニバス形式の8つのショートストーリーは、ふと心が落ち込んだとき、そっと心の荷物を手放すための優しい言葉を授けてくれる。voicy「精神科医Tomy きょうのひとこと」の心がスッと軽くなる“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日がラクになる!

【精神科医が教える】<br />普通の人にはない<br />決断力がある人の考え方

決断するのが苦手な人はやってみて!

物事を決断するのが苦手な人は少なくありません。それは物事を決断しようとしているから苦手なのであって、「時間を割り振る」というふうに考えるといいんです。

時間というのは有限です。いくら頑張っても、時間は無限ではありません。アメリカ合衆国建国の父の一人である政治家ベンジャミン・フランクリンは、「時は金なり」という格言を残したといわれます。時間はお金と同じくらい大切だから、無駄にしてはいけないという戒めです。

しかし、アテクシはお金より時間のほうが、よほど大切だと思うんです。なぜなら、お金は増やせるけれど、時間は増やせないから。だから、時間をどう割り振るかっていうことが大切ですし、それが自分の決断にかかってくるわけです。

「自分の時間」をベースに考えてみる

基本的に、自分がやりたいことは、なんでもやったほうがいいと思います。しかし、なにかをやるということは、限りある時間を割り振るということ。別のいい方をすると、なにかの時間を削って割り振るということなんです。こんなふうに時間単位で割り振るように考えてみると、いろんな物事の決断がしやすくなります。

たとえば、ペットを飼おうかどう迷っているとします。ペットを飼うということは、そのペットに自分の時間を割くということになります。それができるかどうかで考えたら、決断しやすくなると思うんです。

時間を有意義に使えるようになる

これから先、自分の時間を割いてでも、ペットを飼いたいと思うのならば飼えばいいし、毎日自分の時間を割くのはちょっと無理だと思ったら飼わなければいい。そんな感じで時間配分を決断の目安にしてみるのです。

いずれにしても、自分の有限の時間を削って、いろんな物事に割り当てる。そう考えると時間を有意義に使えるし、冷静になって物事を決断できると思います。

『精神科医Tomyが教える 心の荷物の手放し方』(ダイヤモンド社)には、不安や悩みを解消するヒントが満載です。ぜひチェックしてみてください!