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【精神科医が教える】ストレスの原因を断ち切る…誰かを「ブロック」するときのたった1つの“シンプルな基準”

サクッとブロックするくらいでいい

みなさんは、ブロックしたことありますか? FacebookやTwitterでのブロックもあれば、リアルの人間関係でのブロックもあるでしょう。

相手にもよりますけれど、近しい関係であればあるほど、簡単にはブロックできないもの。「相手を怒らせたらどうしよう」「トラブルになったらどうしよう」「嫌われたらどうしよう」なんて、ブロックした後のいろいろなリスクを考えてしまいますからね。

でも、ブロックしたいと思っているくらいの相手なのですから、それほど発展性のある関係性ではないはず。基本的には、サクッとブロックするくらいでいいと思うんです。

いきなりタメ口でアプローチしてくる人

もちろん、職場や家庭で毎日のように顔を合わせなくてはいけないリアルな人間関係では、そんなにサクッとブロックするわけにはいかないですが、SNSなんかであれば、サクッとブロックしていいと思うんです。リアルな人間関係だったら言わないようなことを平気で書き込みされたりすると、それを見るのさえ疲れてしまいます。

初対面というか、ネット上での初めての書き込みなのに、いきなり外部リンクを送ってきつつ、「これはどうなんですかね?」なんてタメ口で質問され、さらにそのリンクの内容が、自分を批判してるような内容だったとしましょう。

いきなりわけのわからないリンクを見せつけられて、「これどうなんですかね?」なんて無礼なことを言うなんて、常識的にはあり得ないですよね。だから、この時点でブロックしてもいいと思います。

丁寧に対応することの“落とし穴”

一方で、真面目な人だと、このリンクの内容を読んで、「たしかに、この点においては自分に問題があるかもしれない」とか真正面で捉えてしまって、「ありがとうございます。このリンクは知りませんでした。たしかにご指摘の通りかもしれません」なんて丁寧に対応してしまいがちなんですね。

すると、その無礼な人は調子にのって、さらにいろいろと書き込みしかねません。それというのも、最初の時点でまともに返事しちゃったがために、自分の存在と自分のコミュニケーションの方法が許されたと思ってしまうわけです。

いきなり批判めいたことを書き込んでくるような人も即、ブロックしていいと思うんです。そもそも、こちらに不満があるなら、アクセスしてくれなくてもいいのですから。相手に遠慮してブロックをためらうと、不要なストレスを抱えることにつながります。

誰かをブロックするシンプルな基準

ブロックするときは、「あなたをブロックします」みたいに、いちいち通告しなくてもいいでしょう。ネット上だと相手の顔がわからないので、ブロックされて逆恨みされる怖さもありますが、最初から失礼な態度をとるような人とのつながりは、その先のストレスにつながりますから、思い切ってブロックしたほうがいいんです。

ただし、リアルな人間関係であれば、ネットのようにサクッとブロックするわけにはいきません。関係性にもよりますが、最初は距離を置いてから、誰かに相談したりしつつ、徐々にフェードアウトするくらいの配慮は必要でしょう。

いずれにしても、中途半端に関係性を保ちつつ、ストレスを抱えてモヤモヤするくらいなら、ブロックする方向で考えたほうが健全です。ブロックするシンプルな基準は、「この人、普通はやらないことやってくるな」の1点でいいと思います。

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