たった90日で劇的に成績を上げる新メソッド、一挙公開! 学年最下位をとっていた落ちこぼれが、勉強に目覚め、たった90日で「京大模試D判定⇒A判定&全国1位」に。そして京大に合格。そのときの勉強法を再現性あるものに練り上げ、「いつ、どの教科を、どう勉強するか」という受験戦略を構築。その勉強メソッドをまとめた『逆転合格90日プログラム』が10月11日に発売された。本稿は、その著者であり、予備校講師として、京大、早慶、医学部など、多数の合格実績を叩き出している篠原好氏が考える「勉強習慣の作り方」だ。

【勉強は習慣が9割】スマホやマンガの誘惑に勝つ方法2選Photo: Adobe Stock

勉強習慣の作り方

 勉強で最も苦労するのは「習慣を作ること」です。私の専門は「大学受験」ですが、高校生でも社会人でも、「勉強習慣」さえあれば、ほとんどの試験に合格することが可能です。

 ただ、人間はどうしても「低きに流れる」ものです。「スマホ」「マンガ」「ゲーム」、世の中には面白いものがたくさんあり、その誘惑に勝つのは大変です。「気合」や「根性」に頼っても長続きしないでしょう。

 では、どうすればいいのか? その方法は2つあります。

 1つは、ツールを使うこと。

 拙著『逆転合格90日プログラム』では「週間行動確認表」というツールを織り込んでいます。

 これは、実行すべき行動(例えば「英単語を1日10個覚える」など)を明確にして、実行したら「○」をつけ、できなかったら「×」をつけるという表です。

「がんばろう!」と心の中で思うだけではなく、ツールで管理し、可視化するのです。継続できれば、勉強習慣がつき、「学力が上がる」「自信がわいてくる」などのメリットもあります。

 もう1つは、「ご褒美を決めておく」です

 週間行動確認表を使うなら、「月曜日から土曜日まで、表のすべてに○がついたら、日曜は一切勉強せず遊ぶ」など、ご褒美を決めることでモチベーションを保ちます。

 例えば、月曜日から水曜日までは○がついたけれども、木曜日・金曜日はダラダラしてしまったとしましょう。その場合、土曜日になったら「日曜日に気持ちよくご褒美を満喫するには、木曜日・金曜日の×を取り返すしかない」という調整をしてもいいでしょう。

 この場合、多少の失敗はあれど、1週間単位で結果だけ見れば、「予定していた勉強習慣をやりきった」と言ってもいいでしょう。

「ツールを使う」「ご褒美を決めておく」。

 このぐらいシンプルなほうが、実行可能で、かつ、効果的です。ぜひ試してみてください。