小さな会社や個人商店が今すぐ売上をあげようと思った時、どの販促ツールから作ればいいのか?『「A4」1枚チラシで今すぐ売上をあげるすごい方法 「マンダラ広告作成法」で売れるコピー・広告が1時間でつくれる!』(ダイヤモンド社刊)では、販促コンサルタントの岡本達彦氏が、今すぐ売上をあげるために必要な「A4」1枚チラシを誰でもつくれる「マンダラ広告作成法」という新しい販促手法を公開。小さな会社が、今すぐ売上をあげられるすごい方法がわかると好評だ。本連載では、同書より一部抜粋、加筆して特別に公開します。
ターゲット(対象)が変われば、裏付けとなる証拠も変わる
数十年ぶりの急激な円安が進んでいます。そのため、苦しんでいるお店や会社は多いと思います。
しかし、こんな時だからこそやれる事はあります。それは、自社やお店の人気の裏付けとなる証拠を見直す事です。
なぜなら、売れる要因が変化しているので、裏付けとなる証拠を見直す事で、新たな売れるチャンスが見つかるかもしれないからです。
わかりやすく、外国人観光客の例で説明しましょう。
極度の円安のため、お得感を感じて多くの外国人観光客が日本に訪れています。しかし、日本人が信用する証拠と、外国人が信用する証拠は、当然違います。
例えば、芸能人も訪れる有名なお店という事をアピールするため、お店に芸能人のサインや写真が貼ってあったとしても、外国人観光客には、それが誰だか分からないでしょう。
つまり、お店の人気を信用してもらえる裏付けとなる証拠には、ならないという事です。
このようにターゲット(対象)が変われば裏付けとなる証拠も変わります。ですから、今こそ裏付けとなる証拠を見直してみるべきなのです。
発想マンダラを見ながら、信用してもらえる証拠を見直してみる
しかし、どうやって裏付けとなる証拠を見直したらいいのか? そこでマンダラ広告作成法を使用するのです。
マンダラ広告作成法はもともと、簡単に売れる「A4」1枚チラシやランディングページを作るために考えられた手法です。
シートの向かって左側にある発想マンダラの部分には、様々な売れる要素を見つけ出すための質問とキーワードが並んでいます。
それを見ながらあれこれと考えていく事で、今まで思いつかなかった要素を見つけることができるのです。
例えば、裏付けとなる証拠を見直すであれば、4番目に考える所に「④信用してもらえる証拠・語れる資格は?」という質問とともに、
・写真・データ・数字
・販売数・取引数
・資格・特許
・表彰・認定・コンテスト
・公的・有名・取引実績
・推薦文・お客様の声
・マスコミ出演・掲載実績
・ランキング・初・歴史
といったヒントを引き出すための参考キーワードが入っています。
何もないところから考えるのは大変ですが、上記のような質問や参考キーワードがあれば、アイデアも閃きやすくなるでしょう。
今回は裏付けとなる証拠で説明しましたが、他にも対象、便益、強み、不安対策、行動喚起などなど見直せるところは数多くあると思います。
ぜひ、マンダラ広告作成法の左側の発想マンダラを見ながら、見直してみてください。きっと円安でも売れるためのヒントがたくさん見つかるでしょう。
株式会社アカウント・プラニング代表取締役
販促コンサルタント
広告制作会社時代に100億円を超える販促展開を見て培った成功体験をベースに、難しいマーケティングや心理学を勉強しなくてもアンケートから売れる広告を作る広告作成手法を日本で初めて体系化する。業界を問わず、お金をかけないで簡単にでき、即効性もあることから、全国の公的機関、経済団体、フランチャイズ本部からセミナー依頼が急増し、社内に仕組みとして取り入れたいという会社からのコンサルティング依頼は後を絶たない。著書にアマゾン上陸15年「売れたビジネス書50冊」にランクインし、販促書籍のベストセラーとなった『「A4」1枚アンケートで利益を5倍にする方法 チラシ・DM・ホームページがスゴ腕営業マンに変わる! 』(ダイヤモンド社)などがある。