日野“陥落” トラック大異変#予告Photo:mb-fotos/gettyimages,PIXTA

EV(電気自動車)化の動向や、海外メーカーの日本上陸に注目が集まるトラック業界。ここにきて、業界の雄であった日野自動車で次々と不正が発覚、出荷停止の車種が続出した。親会社のトヨタ自動車は日野に救いの手を差し伸べるのか。日野に代わる業界の覇者は現れるのだろうか。特集『日野“陥落” トラック大異変』では、11月7日(月)から11日(金)まで全5回にわたり、凋落の兆しが見える日野の再建シナリオを大胆に予測するとともに、トラック業界の異変を徹底解明する。(ダイヤモンド編集部 今枝翔太郎)

#1 11月7日(月)配信
日野自動車で続く“不正ドミノ”、親会社トヨタが「被害者面」では許されない理由

日野“陥落” トラック大異変#1

 今年に入り、日野自動車で不正が次々と発覚、出荷停止の車種が続出した。これについて、親会社のトヨタ自動車は、自らが「被害者」であるかのような主張を続けているが、日野の社員は「不正の一因はトヨタにあり」と憤る。トヨタが日野を完全子会社化してから20年余り。両社の歴史と人事をひもときながら、不正の元凶に迫る。

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#2 11月8日(火)配信
日野自動車「首位陥落」目前、いすゞへの王者交代が“無風”で進むトラック市場の異常

日野“陥落” トラック大異変#2Photo:d1sk/gettyimages

 普通トラックのシェアで首位を走っていた日野自動車だが、不正に伴う出荷停止で顧客離れは避けられない。出荷が再開されたとしても、首位陥落は確実な情勢だ。もっとも、トラック業界関係者によれば、「2位のいすゞ自動車との首位逆転は“無風”のうちに進む」という。この言葉の真意とは。異常な首位交代劇の真相に迫る。

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#3 11月9日(水)配信
日野自動車が抱える「2つの時限爆弾」、トヨタを巻き込む連鎖危機の正体

日野“陥落” トラック大異変#3Photo:PIXTA

 日野自動車は、2023年3月期上半期決算で辛うじて黒字を確保した。しかし日野は、二つの巨大な「爆弾」を抱えており、極めて危険な状態にある。このうち一方に火が付けば、もう一つも連鎖爆発し、経営危機に陥りかねないのだ。日野にのしかかる巨大なリスクの実態を明らかにする。

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#4 11月10日(木)配信
トヨタが恐れる日野自動車「最悪シナリオ」、出資引き揚げはある?再建案を大胆予測

日野“陥落” トラック大異変#4Photo:Simon McGill/gettyimages

 日野自動車は、不正の責任を取る形で生え抜きの役員を解任したが、トヨタ自動車出身の小木曽聡社長はその座にとどまった。この処分について、「トヨタが引き続き日野の面倒を見るという意思表示」との声が上がる一方、「今後トヨタの撤退もあり得るのでは」との臆測も飛び交う。日野はこれからどのような運命をたどるのだろうか。トヨタとの関係性に焦点を当てることで、日野の再建シナリオを大胆に予測する。

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#5 11月11日(金)配信
日野自動車と販売店「EVトラック」巡り温度差、期待値の違いと高コストで広がる溝

日野“陥落” トラック大異変#5Photo:PIXTA,Patrycia Schwei/EyeEm/gettyimages,Shotaro Imaeda

 日野自動車は、二度と不正を起こさないための組織改革や、EV(電気自動車)トラックの普及など、さまざまな“看板”を掲げている。ところが、トラックメーカーと販売店の間では、温度差が広がっているという。EVトラック販売を巡って販売店との間に溝が生まれる状況は、競合トラックメーカーも同様だ。販売店や物流会社の声を紹介しながら、トラックの製造と販売が歩み寄るすべを探る。

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