12月といえば「大掃除」。家の片づけやモノの整理に精が出る季節だ。しかし、「モノが多すぎる」「何を捨てればいいのかわからない」という悩みを抱えている人は少なくないだろう。
そこで参考になるのが、著作・監修を担当した書籍が世界累計600万部を超えている、「断捨離」メソッドの第一人者・やましたひでこさんの『人生を変える断捨離』だ。本稿では、本書の内容の一部より、片づけを通じて「過去への執着」をキレイに手放す方法をご紹介する。(執筆・構成/根本隼)
「片づけ」がうまくいかないとストレスになる
年の瀬といえば「大掃除」のシーズンだ。しかし、いざ家の中のモノを整理しようと思っても、「何から片づけるべきかわからない」「モノが多すぎて面倒」と困っている人は多い。片づけ自体が心の重荷になってしまうこともあるだろう。
また、年末にキレイに整理したつもりでも、年が明けてあっという間に散らかってしまったという経験は誰しもあるのではないだろうか。
モノが溜まった家=ヘドロだらけの溜め池
そこで大いに参考になるのが、著作・監修を担当した書籍が世界累計600万部を超えている、「断捨離」メソッドの第一人者・やましたひでこさんの『人生を変える断捨離』だ。
本書は、モノの「捨てる/捨てない」を判断する方法や、家が驚くほどスッキリする収納メソッドなど「断捨離のすべて」を全公開した1冊。
やましたさんによると、不要なモノやガラクタを溜め込んでいる家は、「ヘドロだらけの溜め池」のような状態に等しいという。モノであふれる「消費社会」に生きている私たちは、適度なペースで家のモノを排出しないと、すぐに身動きが取れなくなってしまう。
「過去に執着してしまう人」の部屋が汚い理由
また、誰にも使われずに放置されているモノは、過去への執着やマイナス思考の証拠品でもある。あなたが何らかの価値観に基づいて思考し、選択・決断したからこそ、モノはそこにあるからだ。
そのため、それらのモノが手元にあるかぎり、忘れたい過去やネガティブな感情を清算して新たなスタートを切ることはできない。
だからこそ、要らないモノをきっぱりと捨てることで、物理的な住空間だけでなく、自分の心もスッキリと洗練され、人生を楽しくポジティブに過ごせるようになるのだ。
次回以降は、『人生を変える断捨離』より、部屋をキレイにするための思考法や具体的な片づけメソッドを紹介していく。