タシケントの空港では現地SIMを手に入れよう!

ウズベキスタン旅行の最新情報、西遊記の三蔵法師も歩いた仏教遺跡を巡るタシケント空港のSIM販売所

 コロナ禍の2年間で、ウズベキスタンではいろいろなことがアップグレードされました。タシケント国際空港もそのひとつ。入国時の預託手荷物受け取りエリアでも、空港タクシーサービス・カウンター、ツーリストインフォメーション兼SIMカード販売所、両替カウンター、ATM(VISA、MASTERカード利用可)がリニューアルされていました。ウズベキスタンの場合、両替レートは空港、銀行、ホテルでもすべて同じ。ホテルによっては両替を受け付けてくれないところもあるので、空港である程度両替する、もしくはATMでお金を引き出しておくのがおすすめです。

 また現地での旅を充実させるために、SIMカードも手に入れておきましょう。空港内で手に入るのはウズベキスタン大手通信会社Beelineの旅行者向けSIMカード。ウズベキスタン国内通話無制限付きで8GB利用可40,000so'm(約520円)、15GB利用可60,000so'm(約780円)と格安です。現地SIMがあることで、ライドシェア配車アプリのYandexGOやmyTaxi.uzなどが利用できるようになり、現地でのタクシー料金交渉が不要になります(ウズベキスタンのタクシーは、いわゆる白タクがメインです)。

ウズベキスタン旅行の最新情報、西遊記の三蔵法師も歩いた仏教遺跡を巡るサマルカンドの新空港は本を開いた斬新な外観

 なお例年4~10月に成田空港から週1便の割合で運航されるウズベキスタン航空チャーターフライトの到着地サマルカンド国際空港も、2022年に新しくなっており、税関を抜けた到着ロビーにSIMカード販売ショップ、タクシーカウンター、両替所、ATM(VISA、Masterカード利用可)ができました。

ウズベキスタン最南部の町テルメズ

ウズベキスタン旅行の最新情報、西遊記の三蔵法師も歩いた仏教遺跡を巡るテルメズにある考古学博物館

 日本ではまだあまりなじみのないウズベキスタン最南部の都市テルメズ。2022年10月現在タシケントからウズベキスタン航空が週3便フライトを持っています(所要1時間20分)。紀元前6世紀のバクトリアの頃から町が築かれ始め、アレクサンダー大王東方遠征時には交易都市として、そして1~3世紀、中央アジアからインド北部にかけて隆盛を極めたクシャーナ朝時代に、テルメズの町では仏教文化が花開いたといわれています。当時町があったのは現在のテルメズの西側のアムダリヤ川沿い(オールドテルメズと呼ばれています)。この一帯に当時の仏教遺跡や、アムダリヤ川沿いの港町の遺跡などがいくつも点在しています。こうした遺跡見学はかなり広範囲に散らばっているので、現地旅行会社の英語ガイドツアー、もしくはタクシーをチャーターして観光するのがおすすめです。