「認知症、ボケ予防に役立つ」「記憶力や思考力がアップし、勉強に活かせる」「頭の回転が速くなった」「本が速く読めて、判断スピードがあがった」「モチベーションの向上、習慣化につながる」「持続力が増して途中で投げ出さなくなった」などの声が届いた、くり返し楽しんで使える『1分間瞬読ドリル』に、超入門編が登場。1分間で与えられた課題を見ていくだけで、「記憶力」「思考力」「判断力」「読解力」「集中力」「発想力」が抜群にアップ! シニアには認知症を防いで記憶力アップを、子どもには育脳・勉強脳に役立ち、大人には、仕事・家事などのパフォーマンスが向上! 今回は、6歳から100歳まで、問題はやさしくなり、効果が倍増した『1分間瞬読ドリル 超かんたん!入門編』で、脳をぐ~~~~んとよくしていきましょう!(取材・文/狩野南)
「楽しい!」とポジティブ言葉を口に出す
瞬読のトレーニングでは、できるだけポジティブな言葉を使うよう設計されています。
答えがわからないときでも、「わからない」「難しい」とは言いません。その代わりに「楽しい!」と言いながら進めるようにしています。なぜなら、脳は自分が発した言葉を自分のこととして受け止めるからです。
たとえば、人間関係でちょっと嫌なことがあったとき、つい「あの人、ムカつく」と言ってしまったとしたら、どうなるのでしょうか。脳は、「ムカつく」人が自分だと認識してしまうのです。
また、一日仕事をして帰ってきたとき、「疲れた」「しんどい」と口にしてしまうと、その通りになってしまいます。
発した言葉が全部自分にダイレクトに返ってくるのなら、ネガティブな言葉ではなく、ポジティブな言葉を使ったほうがいいに決まっていますよね。
「ムカつく」ではなく「でも、いいところもある」「次は笑顔でもう一度話してみよう」と気持ちを入れ替えてみる。
「疲れた」ではなく「すごく充実していた」と言い換える。そういうふうに意識して変換すると、自分自身もポジティブな方向に上書きされます。
本書にも、1つのワードを使ってポジティブな表現で文をつくる問題があります。短い時間の中で自分の持っている情報の中から最適な表現を探すため、脳はフル回転します。それと同時に、意識もプラスに書き換えられていきます。
日常生活の中でも、“ポジティブ変換”をぜひ習慣にしてみてください。自分自身だけでなく、周りの人も気持ちがよくなるので、人間関係も円滑になります。人生そのものが豊かになるのです。
*本連載は、『1分間瞬読ドリル 超かんたん!入門編』から一部抜粋、追加取材・加筆したものです。