「認知症、ボケ予防に役立つ」「記憶力や思考力がアップし、勉強に活かせる」「頭の回転が速くなった」「本が速く読めて、判断スピードがあがった」「モチベーションの向上、習慣化につながる」「持続力が増して途中で投げ出さなくなった」などの声が届いた、くり返し楽しんで使える1分間瞬読ドリルに、超入門編が登場。1分間で与えられた課題を見ていくだけで、「記憶力」「思考力」「判断力」「読解力」「集中力」「発想力」が抜群にアップ! シニアには認知症を防いで記憶力アップを、子どもには育脳・勉強脳に役立ち、大人には、仕事・家事などのパフォーマンスが向上! 今回は、6歳から100歳まで、問題はやさしくなり、効果が倍増した1分間瞬読ドリル 超かんたん!入門編で、脳をぐ~~~~んとよくしていきましょう!(取材・文/狩野南)

自分の頭で考えて答えを出す「脳がポジティブにはたらく方法」Photo: Adobe Stock

自分で考えて決断できる人になる

 ひと昔前に比べると、時代は大きく変わりました。以前なら、いい大学に行き、いい会社に就職することが成功する道だとされてきました。

 でも、今は違います。大学に行ったほうがいいとは必ずしも言えず、就職して一生懸命働いても、定年までの保証はどこにもありません。「こうすればいい」という正解のない、いわば「答えのない時代」だと言えます。

 そのような現代において成功できるのは、どんな人なのでしょうか?

「自分の頭で考えられる人」です。

「親や先生が言ったから」「今までがこうだったから」ではなく、「なぜこれが必要なのか」「なぜ自分はこれをやるのか」と、自分で考えて決断できる人です。

 学生だけでなく、社会人もそうです。上司から言われたことしかできず、自分なりのアイデアを出せなかったら、あっという間に仕事がなくなってしまうでしょう。

 そのために必要なのは、「思考力」です。

 常に「なんでこうなるんだろう」と問いかけ、自分の頭で思考することが大切です。問いかけに対して、一瞬で考え、答えを出すトレーニングを続けていくと、自分の頭で考える習慣が身につきます。

 人間の脳は、新しいことが大好きです。いつもと違うことをすることで、脳細胞のつながりが増え、脳が活性化されます。極端に、何か新しいことに挑戦する必要はありません。

「いつも15分かかるところを、10分でやってみよう!」
「いつもは、こっちの道を通るけど、あっちの道を通ってみよう!」
「初めての料理を作ってみよう!」

 など、新しい小さなことで十分です。

 毎日、無意識に同じことを選んでいると、何も変化がなく、成長もありません。日々、小さな新しいことに取り組んで、脳を活性化させましょう。

*本連載は、1分間瞬読ドリル 超かんたん!入門編から一部抜粋、追加取材・加筆したものです。