インプットメモとアウトプットメモを使いこなそう
つまり、もし皆さんが自分の「考える力を高めたい」と思うのであれば、2つのメモの取り方をマスターする必要があるわけです。
それが「自分の気づきをメモしてストックするインプットメモ」と「書きながら自分の考えをまとめていくアウトプットメモ」のスキルです。
実際に、そういった視点でノート術やメモ術の書籍をみてみると『情報は一冊のノートにまとめなさい』や『メモの魔力』は、どちらかというとインプットメモに関するノウハウが多く、『ゼロ秒思考』や『頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?』はアウトプットメモに関するノウハウが多いと感じます。もちろん、それぞれいろいろな視点を入れて書かれていますので、明確にどちらかに分けられるというわけではありませんが。
そうした、2つのメモの取り方を意識してみると、頭の中だけで思考がグルグル回っていい答えが出てこない状態は、必ずや解消できることでしょう。
情報をインプットメモのスキルを使って、自分の知識として血肉化する。
企画や提案などの知的生産活動をするときには、メモを書きながら考えるというアウトプットメモのスキルを使う。
これが私がたどりついた体系的かつ汎用性のあるノート、メモの使い方です。
具体的な方法論は書籍で確認していただければと思いますが、まずは今メモを書いている目的はインプットのためなのか、アウトプットのためなのかをイメージしてみるといいのではないでしょうか。