ルーフテントであれば、広げる時間もごく僅か

車の屋根上で広げる「ルーフテント」、キャンプで人気の魅力と注意点は?

屋根の上を拠点にする少し変わった宿泊スタイル

 近年注目を集めていたルーフテントは元々海外から輸入する製品がほとんどだった。しかし、ようやくルーフキャリアの老舗「スーリー」が販売を開始し、日本でも安心して手に入れられるようになった。

 このルーフテントの魅力は、まずテント設営のようなペグを打ち込んだりする手間がかからないこと。カバーを外したらハシゴを伸ばすだけで、折り畳まれていたテントが展開される。慣れてしまえば大人1人、15分ほどで作業を終えることができる。

 しかし、注意点もある。それは重量が60kg近いこと。積むためには大人3名ぐらいの力が必要になり、また載せられるクルマも限られる。クルマには屋根の耐荷重が設定されており、数値が低いクルマは推奨されていない。積み下ろしをして使うアイテムではないので、一度載せたらそのまま走ることが多いはず。その場合、推奨した数値をクリアしたクルマでないと、最悪の場合、ルーフが歪んでしまうことも考えられる。

 また、使用場所もクルマでキャンプができるオートキャンプ場などに限られる。

 しかしそれらがクリアできれば、人とは違うキャンプを楽しむことができる。遊びに敏感な大人にぜひ知っておいてもらいたいアイテムだ。