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【並べ替え問題】「思考力」が身につく脳トレPhoto: Adobe Stock

複数のことを同時に処理できる能力が身につく

 前々回(第1章)、前回(第2章)の問題を解いて、一瞬で判断する力もかなり身についたのではないでしょうか。

 今回は、判断力を使いながら、さらにほかの力もアップさせていきましょう。前々回(第1章)と同じく、並べ替えの問題ですが、今度は並べ替えた後に答えまでを出すようになっています。

 例題を見てみましょう。

【並べ替え問題】「思考力」が身につく脳トレ

 問題を見ただけでは、何を言っているのかわからないですよね。まずは、この文を正しく並べ替えてみてください。そうすると、「木になる赤いくだものは?」という質問文になります。

 何を聞かれているかわかったら、答えを出します。ほとんどの人が、「りんご」と答えるのではないかと思います。ここまでを1秒でやるのです。

 並べ替えた後に答えまで出すため、いわば2段階のアウトプットをやることになります。難易度はやや上がりますが、この作業で思考力がグンと上がります。複数のことを同時に処理できる能力が身につくため、あらゆるパフォーマンスが向上します。

 1回目は、問題文の並べ替えをします。簡単な問題なら並べ替えると同時に答えまで出せるかもしれません。もちろん、答えまで出てこなくても大丈夫です。きちんと並べ替えられなくても、「なんとなくこうじゃないかな?」と思う文を答えてみてください。

 2回目は、答えを出します。答えがわからない場合は解答を見てしまいましょう。「ああ、そうか!」と思うだけでも、脳に刺激が伝わります。

 3回目は、答えがわかった状態で情景をイメージします。この例題だったら、木にいくつものりんごがなっている様子や、寒い地方のりんご農園の風景など、思いつくものを想像してみましょう。何回かやってみて、そのたびに違うイメージが出せるようになるといいですね。

 では、次ページの問題をパッとみて、答えましょう! 目標は1秒。では、どうぞ!(答えは、次ページ最後の行に)