仕事や家庭、人間関係において「成功した人生」を送るには、どうすればいいのだろうか? 誰もが抱くこの疑問に対して、さまざまな観点から答えているのが、リーダーシップ・コーチングやメンタリングの分野で国際的に活躍している、ナイジェル・カンバーランド氏の著書『成功者がしている100の習慣』だ。
野心的な夢から小さな目標まで、あなたの「成功」を手助けするアドバイスが満載の本書より、「もしかして嫌われているかも?」と思ったらチェックしてほしい“2つのこと”を紹介する。
「成功」したくても思い通りにはならない
仕事や家庭、人間関係で「成功したい」という願望は誰しもあるが、なかなか思うようにいかないのが現実だ。「成功する人」と「成功しない人」の差は、いったい何だろう…? このような疑問を持っている人が多いのではないだろうか?
そこで手助けになるのが、リーダーシップやメンタリングの分野で著名な、ナイジェル・カンバーランド氏の著書『成功者がしている100の習慣』だ。
カンバーランド氏が、長年のコーチングや人間観察の経験から導き出した「成功者の共通点」を明かしている本書は、仕事・人間関係・マネー・健康など、あらゆる場面で役立つ習慣とその身につけ方を解説している。
そこで、本書から一部を抜粋・編集し、対人関係を円滑にするコツを以下に紹介する。
成功する人は周りから好かれる努力をし、成功しない人は嫌われていることに気づかない
真の成功とは、多くの友人に囲まれることだと言えます。ですから、周りの人から好かれているかどうかは、重要な問題です。
あなたがもし周りから好かれていないと感じるのなら、「人の話を聞く」「信頼できる」「親切」「寛大」「楽しい」「前向き」「自分勝手ではない」などの、人に好かれやすい資質が自分にどれくらいあるかを自問してみるといいでしょう。
生まれつきこれらの資質に恵まれていなくても、私たちはこれを努力によって身につけることができます。
自分の信念を通すことが「好感度アップ」につながる
ただし、自分の信念を曲げてまで好感を持たれようとするべきではありません。時には、人から嫌われることを覚悟してでもやらなければならないこともあります。
簡単なことではありませんが、結果として相手からさらに好かれ、尊敬されるようになるでしょう。人から好かれてはいるが、尊敬はされていない。そんな人間になっても、成功は近づいてきません。
「もしかして嫌われている?」と思ったらチェックすべき2つのこと
(1) 人から好かれるには、自分をどう変えればいいか?
人から好かれるために、どうすればいいかを考えましょう。相手から嫌われるような習慣や行動をしてはいないでしょうか? 年をとるにつれて頑固になっていないか、家庭や職場で親身になって相手の話を聞いているか、なんでも自分の思い通りにしようとしていないか、自問してみましょう。
「どうすれば、自分はもっと親しみやすく、人から好かれるようになれると思うか」と、友人や家族に尋ねてみましょう。耳の痛い答えが返ってくるかも知れませんが、素直に話を聞くべきです。
(2) 相手の立場を尊重できているか?
人から好かれるには、自分の好みや考えを優先させようとばかりせず、相手の立場になって考えなければなりません。
たとえば、将来あなたは、菜食主義者の相手と結婚するかもしれません。そのときは、パートナーへの愛や理解を示すために、相手の主義を尊重して行動しなければならないのです。
(本稿は、『成功者がしている100の習慣』より、一部を抜粋・編集して構成しました)