仕事や家庭、人間関係において「成功した人生」を送るには、どうすればいいのだろうか? 誰もが抱くこの疑問に対して、さまざまな観点から答えているのが、リーダーシップ・コーチングやメンタリングの分野で国際的に活躍している、ナイジェル・カンバーランド氏の著書『成功者がしている100の習慣』だ。
野心的な夢から小さな目標まで、あなたの「成功」を手助けするアドバイスが満載の本書より、「メンタルを崩しやすい人」の共通点をご紹介する。
「暇さえあればスマホ」の人はメンタルを崩すリスクが高まる
インターネットを使う時間が長すぎると、精神障害を引き起こす可能性があります。これは、2014年5月にミラー紙に記載された、れっきとした研究が導いた結論です。
他にも多くの研究が、オンラインで過ごす時間が長くなることで様々な疾患が生じる危険性があると指摘しています(抑鬱、自殺、孤立、自尊心の低下、運動不足、現実世界との接触の喪失など)。
あなたは、メールやSNSやネットを使わずに、1週間過ごすことができますか? 1日でも難しいと感じたのではないでしょうか。
成功する人はネットから離れる時間をつくり、成功しない人は1日中ネットに気を取られる
ウェブサイト「マッシャブル」の調査によれば、回答者の24%が、急いでSNSに投稿しようとしたために、目の前で起きている重要な瞬間を見逃したことがあると答えています。
インスタグラムに写真を投稿することばかりに気を取られて、いまここで体験すべきことをおろそかにしてしまう――身に覚えのある人も多いのではないでしょうか。
パーティーで、隣の人と話すことよりも、画面に目を向けることを優先させている人をよく見かけます。文字を打つのに夢中なので、話しかけるタイミングもありません。
「スマホと距離をとる」実践編
私たちは、オンラインとオフラインの生活のバランスをとる必要があります。あなたは1日に、フェイスブックやインスタグラム、ネットサーフィンにどれくらいの時間を費やしていますか?
●モバイルインターネットアクセスをオフにして、自宅や会社、喫茶店以外ではネットが使えないようにしましょう。通知が来るたびにスマホの画面を見たりせずに、景色を楽しみながら通りを歩けるようになります。
●誰かと話をするときは、お互いに会話の間はスマホを見ないことを約束してからおしゃべりを楽しみましょう。
●SNSではなく、直接会ったり電話をかけたりして人と話をすることを心がけましょう。
●グーグル検索ばかりに頼らず、書店や図書館で時間を過ごしましょう。本や雑誌のページをめくる喜びを思い出しましょう。
●週末や休日に、インターネットに丸1日アクセスしない日をつくりましょう。写真は撮っても、SNSに投稿するのは翌日にしましょう。誰かに伝えることよりも、目の前の今を楽しむことに意識を向けましょう。
(本稿は、『成功者がしている100の習慣』より、一部を抜粋・編集して構成したものです)