(15)葬式費用……自分とパートナーの葬式代。

(16)その他……大きな買い物や子どもの住宅費用等の予定があれば記入しましょう。

(10)から(16)までの合計金額を(17)「諸経費」の欄に記入しましょう。そして(b)生活年数は(a)受給年数と同じ数字です。

(9)月間生活費×12ヵ月×(b)生活年数+(17)諸経費の合計金額を、(18)老後の必要資金総額の欄に記入してください。

 そして、(8)「老後の受取総額」から(18)「老後の必要資金総額」を引いた金額を(19)差額の欄に記入してください。

 これで、老後資金が足りるのか、足りないのか。足りないとしたら、いくらくらい足りないのかがわかります。

 定期的に実施している「老後の資産形成」のセミナーでも、参加者のみなさんに「老後のお金ワークシート」を使って試算をしてもらいます。老後の受取総額、老後の必要資金総額を記入するまではいいのですが、その後で、老後の資金の目安が出ると、必ず悲鳴があがります。

「どうしよう! 1500万円も足りない!」
「これじゃあ、お先真っ暗だよ」

 といった具合です。

 あなたは、どうだったでしょうか?

 もちろん、老後に必要なお金は、状況次第でいかようにも変わります。ここで試算した金額がすべてではなく、ライフステージや将来の生活プランが変わったら、柔軟に対応すればいいのです。