あの樹の下で待ち合わせ。どう伝える?

 さて、待ち合わせ場所にはなんとかたどり着いたものの、その場所が広すぎてどこに集合すればいいのかわからず困った経験はありませんか?

「東京駅の丸の内駅前広場に集合」「東京ビッグサイトの東4ホールに集合」などなど…。丸の内駅前広場といっても広いですし、展示会場も一周したら数百メートルあります。

 ハッキリとした待ち合わせの地点が共有できれば、待ち合わせのストレスはもっと軽減されるはずです。

「東京駅の丸の内駅前広場に出て、右手側に並んでいる街路樹の手前から3本目の樹の下」。これなら、たしかに場所としては特定されていますが、果たして街路樹を Google マップ で指定できるのでしょうか。

 そんなときに使えるのが、plus code(プラスコード)と呼ばれる機能です。

 ためしに、私のオフィスのある茨城県つくば市の学園西大通りの路上を待ち合わせ場所として設定してみたいと思います。

 Google マップ を開き、地図上の任意の地点で右クリックします。

【9割の人が知らない Google の使い方】待ち合わせに失敗しない人だけが知っている Google マップのすごい機能plus code を取得したい地点上で右クリック

 出てきたメニューの「この場所について」をクリックすると、画面下部に情報ボックスが表示されるのでクリックします。

【9割の人が知らない Google の使い方】待ち合わせに失敗しない人だけが知っている Google マップのすごい機能表示された情報ボックスをクリック

 画面左側におなじみのパネルが表示されます。住所の下のコードにマウスを置くと、「Plus Code をコピーします」と表示され、コードをコピーすることができます。

【9割の人が知らない Google の使い方】待ち合わせに失敗しない人だけが知っている Google マップのすごい機能plus code が表示されている

 このコードがこちらです。

 3488+QX8 つくば市、茨城県

 このコードを Google マップ に貼り付けてみてください(3488+QX8 のみでもよい)。私が指定した場所と、寸分違わぬ座標を表示させることができます。

 この Plus Code は、緯度経度をシンプルなコードに変換したものなので、同じ場所を示すコードは不変です。具体的な地点を指定することができるので、同じ建物に入口が複数ある場合に、荷物の搬入口を指定することもできます。

 また、京都などの地名も「新町通蛸薬師下る」などと表現されているのは、私たちにとっても難解ですが、海外の方ではなおさらです。目的地が Plus Code で指定されていれば、Google マップ を手がかりにたどり着くことができるでしょう。

 実際に、この Plus Code は海外の非営利団体によって、密集した市街地や、スラム地区、半永久的なキャンプ場など、計画外の住居に住み、行政サービスの行き届かない人々に固有の住所を提供するためのアドレス指定に利用されています。オープンソースなので、開発者は自由にアプリケーションと連携させることも可能なのです。興味のある方は、公式サイトを訪問してみるとよいでしょう。

 このように、Google マップ には、「世界中の情報を整理し、世界中の人がアクセスできて使えるようにする」という Google の使命を体現化した機能が多数盛り込まれています。ぜひ使いこなしてみましょう。

(本稿は『Google式10Xリモート仕事術――あなたはまだホントのGoogleを知らない』著者からの特別投稿です)