声を飛ばすには
弧を描くように声を出す
少し離れた場所から相手に声をかけるイメージで練習をしてみます。先ほど駅の反対側のホームに友達を見かけたとき、と言いましたが、そんなイメージです。
この場合、相手の顔、または相手の少し後ろをイメージして、緩やかな山の形に弧を描くように声を出してみます。
特に今は、マスク越しの会話が多くなります。
たとえ近くにいたとしても、少し遠くにいる人に向けた声の出し方で、ちょうどいい声の大きさになってくるんですね。
■今日の1トレ■
人とすれ違うとき、少し遠くから挨拶する
人とすれ違うとき、今までよりも少し離れた場所から、
「○○さん、おはようございま~す」
「○○さん、お疲れ様でした~」などと、
緩やかな山の形に弧を描くようなイメージで声を飛ばしてみてください。
家でできる
バスケットボイス・トレーニング
外で声を出すことに気恥ずかしさを感じる方もいるかもしれません。そういう方は、「モノ」を相手に声の出し方を練習してみましょう。
自宅にあるゴミ箱や100円ショップでよく見かけるようなカゴなど、バスケット型のものを3個用意してください(なければティッシュ箱やタオル等の目印でも大丈夫)。
自分から、1m、2m、3m離れた箇所に3つのバスケット(目印)を置きます。
ボリューム1:自分の立ち位置から1mのバスケット(目印)に向かって、声を投げ入れるイメージで「お~い」と言ってみましょう。
ボリューム2:次は、自分の立ち位置から2m離れたところのバスケット(目印)に「お~い」と声を投げ入れてみてください。
ボリューム3:最後は、自分の立ち位置から3m離れたバスケット(目印)に「お~い」と言います。
いつものあなたの声を、「ボリューム1」とするならば、ミーティングなどで「聞こえませーん」と言われたときには「ボリューム2」や「ボリューム3」に上げてみましょう。