金融機関や自治体からの書類、郵便物、クーポン、子どもが持ち帰るプリント類……。「紙」は毎日、怒涛のように家に入ってきます。いったい、取っておくべき紙はどれなのか? そして、それをどう整理すればよいのか?「とりあえず取っておく」と、「肝心な時に出てこない」「いつの間にか期限が切れていた」「大事な書類を失くして、お金や信頼を失くす」などの悲劇が起こります。紙には、財産や信用に直結するものもあります。人生により大きな影響を与えるのは、実は「モノ」よりも「紙」の片づけです。「もっと早く知りたかった!」とメディアでも大反響の、片づけアドバイザー・石阪京子先生の最新刊「人生が変わる 紙片づけ!」から抜粋して、ご紹介します。

【紙片づけ】<br />どんどん増える学校や塾からのプリント類、どうやって整理する?プリントを入れたり出したりがしやすい、リングファイル。クリアポケットを使えば、プリントに穴を空ける必要もない。写真は無印良品のもの(私物)。(「人生が変わる 紙片づけ!」より)

学校や塾からのプリント類、どう管理?

 塾の新学年は、一足早く、通常2月から始まるので、早速プリントなどが配られてお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか。プリント類の整理に関していえば、1枚ずつ取り出せるリングファイルが便利です。

 うちの子どもたちの中学以降のテストはリングファイルに綴じていました。公立の中学校で2年しか学年が離れていなかったため、同じ問題がテストで出ることがあったんです。なので、お姉ちゃんのテストをリングファイルで保管して、弟にテストの範囲の問題を取り出して渡していました。

 これのいいところは、途中から出せるところ。ガバッと留めるタイプだと、全部の紙を外さないといけないので面倒です。クリアポケットタイプのファイルは、ポケットの数に限りがあるので、冊数が増えて管理が大変です。

 なお、リフィルの中にテストを入れればテスト自体に穴をあけなくて良いので簡単です。1年中間テスト・1年期末テストなどインデックスをつけて区別すると、お子さん自身が管理しやすくなりますよ。

*本記事は、石阪京子著「人生が変わる 紙片づけ!」の中から、抜粋・編集したものです。