自分の考えていることが、うまく人に伝えられない」「人とコミュニケーションをとることに、苦手意識がある」と悩む方は多くいます。しかし、その悩みこそ「相手とよい関係を築き、人を動かす」ための第1歩に変えられるのです。『超完璧な伝え方』の著者、4代目バチェラー・黄皓氏による「誰とでもスマートに人間関係を築く」ための簡単なテクニックを紹介します。

頭のいい人が「初対面の会話」で絶対やらないことPhoto: Adobe Stock

初対面では「悪目立ち」しない

初対面のときの会話について考えてみましょう。

初対面のときは、どんな人でも緊張すると思います。

大切なのは「最初の6秒間」を制することです。

第一印象は6秒で決まると言われています。

しかし、6秒間で伝えられる情報はかなり限られています

視覚と聴覚、つまり「目」と「耳」だけです。

まずは相手にプラスの印象を与える見た目を意識してください。

よく言われることですが、やはり第一は清潔感です。

人によっては「爽やかな要素」も入れるのがよいと思います。

とはいえ、特別なことをする必要はありません。

髪の毛はボサボサではなく、整える。汚れや毛玉やシワの目立つ服を着ない。

業界のマナーに合わせて髪型や服装を選ぶ。

悪目立ちせず、生理的な拒否感が出ないように、意識で変えられる部分の身だしなみを最低限整えるだけで十分です。

もし、自分で見た目を整えるのに自信がない人はプロに頼みましょう

私の知り合いに、普段は髪の毛もセットせず、眉毛の手入れもしていないという人がいます。

しかし彼は就職面接の当日の朝には必ず美容室へ行き、髪型と眉毛を整えてもらったそうです。

彼は見事、希望の会社から内定を得ることができました。

新卒採用も転職活動も、同じ作戦で成功したそうです。

(黄皓著『超完璧な伝え方』から一部を抜粋・改変したものです)