鍛えられる筋肉部位は?

 さて、「メンズヘルス」USのフィットネスディレクターであり、パーソナルトレーナーの認定資格を発行している団体NSCAの認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト資格者エベニーザ・サミュエルと、「ランナーズワールド」の専属ランニングコーチであるジェス・モヴォルドが、教えてくれた筋トレ種目は、腹筋、腰筋、腹斜筋をターゲットに鍛えるために取り入れることが可能で、効果が期待できる種目になっています。

 まずは、下記より紹介する3種目のベースとなる「ホローホールド」の理想的なやり方をおさえておきましょう。

体幹を強化する「ホローホールド」

 この「ホローホールド」を行うときのキーポイントは、背骨を支える体幹の機能であるブレーシング(Bracing)です。

※ブレーシングとは、腹部全体のインナーマッスルを働かせることができるので、体幹の安定へと導いてくれるはず。体幹が安定して、理想的な姿勢をつくることで、より強い力を発揮することも可能になるでしょう。これは「腹部のブレーシング(Abdominal Bracing)」とも呼ばれ、いわゆる腹式呼吸で息を吐くイメージだと初心者は分かりやすいかもしれません。

 サミュエルも、「このトレーニング方法によって一層効果的になるでしょう。ランニングの際に、より頑強に弾力性の向上も期待できます」と説明しています。