たった90日で劇的に成績を上げる新メソッド、一挙公開! 学年最下位をとっていた落ちこぼれが、勉強に目覚め、たった90日で「京大模試D判定⇒A判定&全国1位」に。そして京大に合格。そのときの勉強法を再現性あるものに練り上げ、「いつ、どの教科を、どう勉強するか」という受験戦略を構築。その勉強メソッドをまとめた『逆転合格90日プログラム』が10月11日に発売された。本稿では、本書より内容の一部を特別に公開する。

「100時間の座学より、1時間の実務」清水寺のバイトで学んだことPhoto: Adobe Stock

100時間の座学より、1時間の実務

 大学生になったら、勉強するのもいいですが、個人的にはぜひアルバイトをしてほしい。就労ほど、人生の修行となり、学びとなる場はないからです。

 時給だけを考えると、塾講師のアルバイトが一番稼げます。ただし、個人的には「大学生でしかできないバイト」をオススメします

 例えば、僕は清水寺(きよみずでら)のお土産屋さんで、ソフトクリームを売るアルバイトをしていました。時給は塾講師のアルバイトよりもずっと安かったですが、お客さんとのコミュニケーションは楽しかったですし、その後も「京都の清水寺でバイトしてました」と言うと、興味を持ってもらえることが多かったです。

 もし、将来の夢が決まっているなら、その関係のアルバイトもオススメです。税理士になりたいなら税理士事務所で働いたり、薬剤師になりたいならドラッグストアで働いたりしましょう。

 断言します。100時間の座学よりも、1時間の実務です。

 アルバイトを募集していなくても「最低賃金でいいから、働かせてください」と言うと、OKをもらえるかもしれません。そこの事務所の所長の気分次第です。

一生の宝になる! ネタになるバイトをすべし

 もし、将来の夢が決まっていないなら、オススメは「ネタになるバイト」です。清水寺のような観光地でのアルバイトは面白いですし、「話題になりそう」なアルバイトは、時給は安くても、将来にわたってネタになります。「時給がいい」「家から近い」以外の基準でアルバイトを考えてみましょう。

 ちなみに、「インターンシップ」という就労体験をできる制度もあります。こちらもぜひ積極的に参加してください。僕はもともと特許専門の弁護士である「弁理士」を目指していて、その勉強をしていました。そしてインターンで弁理士事務所に行ってみたのですが、仕事内容が僕には合いませんでした。

 インターンシップに参加すると、仕事の実態がつかめて面白いですし、就職後のギャップも減るので強くオススメします。

(本原稿は、篠原好著『試験直前でも合格! 短期間で実力を上げる高速学習法 逆転合格90日プログラム』を編集・抜粋したものです)