「答えがない」んですから、上司も「これでいいですか?」と言われても困ります。

 仮に「これしかないね」とさくっと決まるようなら、それは「答えのあるゲーム」に他ならないわけです。

「答えのないゲーム」をしている限り、その仕事の終着点は必ず、議論。

 精神面でも技術面でも、しっかり「議論」ができるようにならないといけません。

「議論」ができないと「答えのないゲーム」の戦い方をマスターしたとは言えないのです。

 特にこの部分に関して苦手意識を持つ理由は、議論には「炎上」が付き物であり「傷つくし、傷つけてしまいそう」と思っているからでしょう。

 先の例ですが、新規事業の立案を任され2週間後にプレゼンをしなければいけない時、たとえプロセスがセクシーであり2つ以上のアイデアを挙げられたとしても、え?僕と意見がチガイマス。という人が必ず出てきます。

 無限に答えがあるわけですから当然異なる意見は出てきます。もし、違う意見が出てこなかったとすると、参加者がポンコツか、あなたが偉すぎるか、のどちらかです。

 ですから、相手は自分とは異なる意見を持っていて当然と思っていたほうがよいでしょう。

 故に、議論するといった生ぬるい感じではなく、炎上したり、喧々囂々のやりとりが発生したりするというイメージを持っておくことが必要です。

 だからこそ「ホウレンソウ」メンタリティでは、話にならないのです。