「若手は自己中だ」とバイアスがかかった見方をされてしまったり、誤解されるケースも散見されます。

「ありのまま」ではミスしそうな落し穴がたくさん待ち構えているのが、転職面接なのです。

若手の3大誤解(2)「未経験だから、ムリだろうな」

「経験がないから」と諦めてしまう若手は多いです。

 しかしちょっと考えてみましょう。

 豊富な経験を求めるなら、ミドル世代を対象にした求人を出せばいいわけです。そうではないのは、若手にもチャンスがあるということです。

 実際、若手ゆえに「経験」よりも「ポテンシャル」を重視するシーンも多いし、経験がむしろ邪魔になることだってあるのは、面接官も重々承知しています。

 ただ、「未経験」なので、不利なことの方が多いのは確かです。

 そのさいに、どううまく回答できるかがポイントになります。

若手の3大誤解(3)「ネガティブ要素があるから、どうせムリだろうな」

 これは私もよく聞かれるのですが、完全な誤解です。

 たとえば前職を3カ月で辞めていると、「堪(こら)え性のない人間だから使えなさそうだし、またすぐ辞めると思われるに決まってる」と、最初の一歩が出なくなってしまう。

 不安視するあまり、「その3カ月は勤めていなかったことにする」といった、経歴詐称に手を染める人までいます。こんなことが入社後にバレたら即刻クビになり、よけいに転職できなくなります。

 若手だからこそ、まだまだ許されることもあるのです。それなのに、自分で決めつけてフリーズしてしまう、これではうまくいくものもうまくいきません。

 以上が「若手の3大誤解」です。