誰しも悩みや不安は尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 40代を後悔せず生きる言葉』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる。Voicy精神科医Tomyきょうのひとことの“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日がラクになる!

【精神科医が教える】<br />仕事のできる人が密かに実践していること・ベスト1Photo: Adobe Stock

アナタの元気な時間帯は?

誰しも元気なときもあれば、元気のないときもあります。そして、仕事や勉強をするにしても、元気なときと、元気でないときとでは、量も質もまったくといっていいほど異なってきます。

アテクシの場合、朝起きて、朝食をとった後が、1日のうちでもっとも元気な時間帯です。だから、いつもこの時間帯に物を書いたりVoicyYouTubeの収録をしているんです。

試しに1日の仕事を終えて、夜になってからやってみても、やっぱりぜんぜん調子が出ない。同じ1時間で書いたり喋ったりしても、朝に比べて発想が出にくかったり、ダルかったりする感覚があるのです。

1日を有効に使うために

調子のいい朝の1時間と疲れている夜の1時間を比べると、感覚的には、量・質ともに10倍ぐらいの違いがあると思います。元気がないときに10時間やるのと、元気のある1時間の量・質が同じということになるのです。

もちろん、会社の勤務時間や学校の時間割は、ほぼ固定化されていますが、その時間をラクにするためにも、自分が元気な時間帯に集中して仕事や勉強をこなしておくと、1日を有効に使えるわけです。

後からやり直すくらいなら

元気が出ない時間帯にやった仕事や勉強は、出来がともなわないので、結局、後からやり直しになることが多いです。

とくにクリエイティビティをともなうことは、疲れているときに、いくら一生懸命やったとしても、それこそ元気なときの10分の1のクオリティしか発揮されないでしょう。

だとしたら、やらないほうがマシ。休むか遊ぶかして気分転換したほうが、ずっといいです。

割り切りとメリハリを効かせる

先ほど触れたように、アテクシも朝の時間帯にクリエイティブな仕事を集中して、その他の時間帯では、基本的に一切やらないようにしています。

そうした割り切りがあったほうが、その他の時間帯とのメリハリが効いて集中力が増します。人によって元気な時間帯は違いますから、アナタが元気な時間帯をぜひ有効活用してくださいね。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 40代を後悔せず生きる言葉』(ダイヤモンド社)の著者が日々お届けする“心のサプリメント”です。