「頭の回転が速くなる」「誰でも脳の機能が向上しそう」「脳の老化防止に使える」「ゲーム感覚で小学生でも楽しめる」「たとえるなら、脳のストレッチ」「集中力や記憶力が伸びた」などの声が届いた、くり返し楽しんで使える『1分間瞬読ドリル』は、何歳からでも6つの力が飛躍的に伸びます。間違ってもOK。1分間で与えられた課題を見ていくだけで、「記憶力」「思考力」「判断力」「読解力」「集中力」「発想力」が抜群にあがります。
子どもには、これから必要とされる「考える力」勉強脳が磨かれ、覚えに不安があるシニアはボケ防止に使える、そして、大人は脳機能を高めていくことができるのです。10歳から100歳まで、誰でも簡単に続けられる『1分間瞬読ドリル』で、脳をよくしていきましょう!

暑くて「ぼ~」がなくなる脳トレPhoto: Adobe Stock

意識して判断する

「暑くて何も考えられない」「ぼ~っとしてたら、データを間違えて消してしまった」

 この暑さに、注意力が散漫になるのは仕方ないのかもしれません。しかし、少しでも脳を鍛えることで、その問題、解決できます!日常生活で、手軽に!!

 ケンブリッジ大学のバーバラ・サハキラン教授の研究によると、私たちは1日のうちに、最大3万5000回の決断をしているそうです。

「朝ご飯は何を食べようかな」という日常生活のささいなことから、「この取引先にする!」という仕事の大きな決断まで、常に脳はフル回転して判断をしているのです。

 どのような人でも、1日24時間は平等。情報があふれて、変化のスピードが速い時代に乗り遅れないために必要な能力は判断力です。

 どちらか迷ったときに、パッと一瞬で判断する習慣を身につけることで、判断力が身につき、情報処理能力も上がります。

 では、どうすれば判断力が身につくのでしょうか。それは「すばやく答えを決めていくこと」です。実際に判断する機会を増やしたほうが、間違いなく判断力は磨かれていきます。

 そのために、日常でできるちょっとしたトレーニングをお伝えします。

1)「7秒」以内に決める

 私たちは、昔から「よく考えてから決めなさい」と教育を受けてきましたが、7秒で決めた答えと、30分考えて決めた答えは、86%同じになるそうです。

 直感で判断した答えが、意外と信頼できます。

 食事をしに行ったとき、「あれにしようか、いやこれにしようか、うーん」と、いつまでもメニューで悩む人がいますよね。悩んだ結果、最初に「これ、おいしそう!」と思ったメニューに決めていませんか。

 日常生活のささいなことは、「7秒」以内で決めてしまいましょう。

2)言葉を連想する

「夏の土用」という言葉から、何を連想しますか。うなぎ、平賀源内、江戸時代、7月下旬など、いろいろな言葉が連想できると思います。

 また、その人自身の持っている知識や語彙によって、出てくる言葉が全く違います。「うなぎ」という言葉から、静岡、中国産、蒲焼き、う巻きと、さらに発展していくことで、発想力や語彙力も磨かれていきます。

3)料理をする

「カレーを作ろう」と思ったら、まずは何をしますか。冷蔵庫を見て、カレーに必要な材料があるか確認して、足りなければ買い物に行く。ここまでの工程で、判断することがたくさんありましたね。

 肉は、鶏肉か豚肉か。どの野菜を使うか。カレーのルーは甘口か辛口か……。このちょっとした判断の積み重ねが、脳への刺激となります。

 以上、日常的にできることを紹介ましたが、普段、皆さんがしていること。それを意識的に行うだけで変わってくるのです。

『1分間瞬読ドリル』には、1分で手軽に楽しめて鍛えられる問題がそろっています。うまく日常生活に取り入れていきましょう!

*本記事は、『1分間瞬読ドリル』の著者による書き下ろしです。