宝探しのようにモノを拾い集めてみよう
「捨てる/捨てない」はまだ判断しなくていい

 部屋全体が散らかっている場合、最初にやるのは下記をひたすら「集める」作業です。

・衣類、タオル
・かばん
・本、雑誌
・書類
・子どものおもちゃ
・文具/化粧品・ケア用品/雑貨

 目につきやすい大きなモノから回収していくのがコツです。大きなモノが取り除かれれば、下に隠れていた小さなモノが自然と見えてきます。使うのは、衣類やかばんなど大きなモノは45Lのビニール袋、本や雑誌・書類は紙袋、文具や化粧品は靴箱程度の箱がよいでしょう。

 なお、この作業は「視野のストライクゾーンが狭い人」にとってかなり負担の大きい作業ですから、しんどくならない程度に続けましょう。

最初は「集めるだけ」でいい
 童話の「スイミー」で小さな魚たちが集まって大きな魚を擬態したように、部屋に散らばった同じモノを集めて大きなカタマリを作り、ストライクゾーンに捉えやすくするイメージです。「衣類、衣類…」など回収するモノを声に出しながら手を動かすと集中力をキープしやすいでしょう。

「捨てる/捨てない」はまだ判断しなくていい
「集める」「捨てる」…二つの判断を同時に行う作業は疲れやすく、集中力が持ちません。捨てるかどうかは後で考えればよいので、まずはモノの回収作業に集中しましょう。

片づけに慣れた人にサポートを依頼してもいい
 集めるモノが小さくなっていくほど、作業の負担感は増していきます。「とりあえずボックス」を一つ一つバラしていく作業などは、思い切って得意な人の手を借りるのもいいでしょう。捨てることを強要しないスタイルの片づけのプロを選べば、嫌な思いもしないで済みます。