日本発のグローバルIP企業へ、6.5億円を調達

冒頭でも触れた通り、韓国ではウェブトゥーンの市場が盛り上がる中で「ウェブノベルを原作としてウェブトゥーンが作られ、さらにその作品がドラマ化されてヒットする」といったようなコンテンツ制作のパイプラインができつつある。

そのような変化の中で「(IPの源泉として)ノベルの重要性が今後さらに高まるのではないか」というのが蜂谷氏の考え。テラーノベルとしては日本発のグローバルIP企業への成長を目指し、グロービス・キャピタル・パートナーズやSIG Asia Investmentなどを引受先とした第三者割当増資により約6.5億円を調達した。

「創作人口の比率では日本は世界の中でも高く、強い創作文化がある国だと考えています。特に小説の場合は自分1人で作品を書き、ユーザーからフィードバックをもらいながら改良していくというループを回しやすい。この土壌を活かして、世界的なIPが生まれるようなプラットフォームを目指していきます」(蜂谷氏)