人気料理家の投稿で「味の素論争」か否かが再燃
《味の素は「毒の素」。遅効性毒ですが、急性にはまず鼻水ですね。安いラーメンやカップ麺食べたら敵面その場で鼻水》
《亡くなった母は「味の素」を使っていた。うまみ調味料は体に悪いものだと知って欲しい》
こんな感じで「味の素=毒」説を拡散する人々が増えている。
きっかけは、人気料理研究家のリュウジ氏が、SNSに寄せられる「味の素=毒」派の批判に対して以下のような投稿をしたことだった。
ちなみに、「反ワクチン」のくだりは、リュウジ氏によれば「偏見」などではなく、実際にアンチコメントをしてくる人のプロフィールを確認すると、反ワクチンと書かれているので純粋に疑問に思ったのだということだが、これらの投稿がいろんな方面の逆鱗に触れて炎上してしまったというワケだ。
ただ、実はリュウジ氏と「味の素=毒」派(以下、毒派)の「全面戦争」は今に始まった話ではない。
リュウジ氏は、かねてから料理で「味の素」を愛用しており、「昔から毒として有名な味の素を人にすすめるなど人殺しだ」などと心ない批判を受けていたという。そこで今年10月に反論として『料理研究家のくせに「味の素」を使うのですか?』(河出書房新社)という書籍を出して、活用レシピだけではなく安全性を訴えた。
リュウジ氏側からすれば、これで「うま味調味料論争に終止符を打つ」(同書)ことができると思ったが、それがかえって「毒派」の皆さんの怒りに火をつけて、今回の炎上とあいなった。