「どうしても趣味が見つからない人」がやるべきこと・ベストオブベスト1ひろゆき氏(撮影:榊智朗)

「どうしても趣味が見つからない人は、これをやってください」
そう語るのは、SNSの総フォロワー数は300万人を超え、YouTube動画の月間再生数は3億回を超えるなど、日本中で大ブレイクを巻き起こした、ひろゆき氏。「シンプルな考え方を知れてラクになった」「目からウロコが落ちまくった」と話題を巻き起こした彼の著書『1%の努力』『99%はバイアス』では、「どうすれば影響力を持てるのか?」「口のうまい人がトクする世の中で、どう生きるべきか?」などをマジメに語っている。そんな彼に、この記事では、「趣味の見つけ方」について聞いてみた。(構成/種岡 健)

趣味は「専門」ではない!

 あなたには「趣味」がありますか?

 こうやって直接的に聞いてみると、意外と「無趣味です」という人が多くて驚きます。

 なぜ、驚くかというと、「趣味なんて何でもいい」からです(笑)。

 なぜか日本人は、「趣味 = 専門家」と勘違いしています。

 ある程度、詳しくないと「趣味と言ってはいけない」という雰囲気があるんでしょうね。

 その思い込みは、すぐに手放したほうがいいと思います。

人と比べると「趣味ではない!」

 たとえば、趣味として「筋トレ」を始めて、ジムに行ったとしましょう。

 そこには、筋トレを極めているマッチョがゴロゴロといます。

 すると、「あの人と比べて自分は全然だな~」と落ち込んでしまうんですよね。

 こうやって人と比べてしまった時点で、「それはもう趣味ではない!」んですよ。

 なので、逆にその人のペースで、好きでやっているものは、すべて「趣味と言っていい」わけです。

じゃあ、これはできる?

 ここまで読んで、それでもあなたには趣味がありませんか?

 もし、ないと言い切れるのなら、「公園を歩いてください」

 そして、「趣味は散歩です」と言い切ればいいんです。

 なぜやっているか聞かれたら、「体を動かしたいから」「自然が好きだから」と言えば、十分です。

 まずは家の近くの公園を歩きましょう。

 ここで大事なのは、「その公園の名前を覚えておくということ」です。

「趣味は、散歩です。昨日は『新宿中央公園』を歩きました」

 と、正式に言えると、より趣味っぽくなります。

 そして、どこか行ったことのない地域に行ったら、そこでもついでに公園を歩いてみてください。

「仕事で郡山市に行ったので、『開成山公園』を歩きました」

 と口にできれば、もう誰もがあなたを「散歩が趣味の人だ!」と認識するはずです。

 趣味なんて別になんでもいいんですから。まさか、散歩すらできないわけではありませんよね?

(本稿は、1%の努力の著者・ひろゆき氏へのインタビューをもとに構成したものです。)

ひろゆき
本名:西村博之
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。自身のYouTubeチャンネルの登録者数は160万人を突破。生配信の「切り抜き動画」が話題になり、ひと月の総再生回数は3億回を超えた。主な著書に、シリーズ50万部を突破した『1%の努力』『99%はバイアス』(ダイヤモンド社)がある。