松本人志さんの“罪”を考察したブログに反響広がる「ぐうの音も出ない」「完璧すぎる論破」Photo:Sports Nippon / Getty Images

 松本さんが文春を訴えたのは、好きに書いていいというのは本当にすべて合意したわけじゃないからですよね。性加害を主張する女性も、本当にすべてを合意したのではなかったのではないですか。記事で証言されている、力関係による威圧や、外部との連絡手段を取りあげられるといった要素が事実なら、合意の上だから問題はないと主張するのは、やはり相当ムリがあります。

 じゃあ合意の下で行われた一夜かぎりの性行為でも、あとから合意はなかったとして訴えられてしまう可能性もあるのか? と心配する人もいます。もちろんそうなる可能性はあるでしょうね。あなたが合意してたと思っていても、相手はそうじゃなかったかもしれないのだから。もし訴えられたら、弁護士立てて話しあえばいいだけのことじゃないですか。それを恐れるくらいなら、最初から危険な遊びはしないことです。

 一夜限りの性行為が好きな人たちは、リスクも込みで冒険を楽しんでるんでしょ。よく知らない相手との一夜限りの性行為には、性病をうつされるリスク、美人局に引っかかるリスク、その行為が配偶者にバレるリスク、性犯罪として訴えられるリスクなど、さまざまなリスクがあります。ヘタしたら仕事や家族をすべて失う、リアル罰ゲームつきの大冒険。リスクとスリルに興奮する性癖をお持ちだから、そういうエッチにわくわくして、冒険を求めるのでござんしょ?

 松本さんはそんなリスクの高い遊びを何十回、何百回と繰り返していたのだから、そりゃあ、いつかはバレて問題になりますよ。人間には口があるのだから、関わる人間が増えれば増えるほど、秘密が漏れる確率も上がります。すべてはリスクにまつわる単純な確率論の問題です。

 そんなこともわからず、ずっと秘密にできると、浅はかな考えを持ってたのでしょうか。だとしたらそんな松本さんに同情する余地はないですね。長年のお楽しみのツケを払うときが来ましたよ、としかいえません。

 やはり周りの誰かが、松本さん、あんた頭おかしいよ、と10年、20年前にいってあげるべきだったんです。