■引用力を高める方法1 「言葉の引き出し」を作る

「言葉の引き出し」は自分の頭の中で、表現や話題や知識を整理しておく場所です。

 そこには自分が持っている言葉や表現に加えて、書籍、新聞、過去の経営者のスピーチ、身近な人の体験談、興味深いデータ、深くていい話……など、多様な会話の材料が入っています。

 その引き出しが多く、多様な材料が入っているほど引用がしやすくなるわけです。

■引用力を高める方法2 話に合った引用のパターンを作っておく

 2つ目は、引き出しから材料を選りすぐって取り出し、最適な場面や部分で、ピッタリはまる引用をすることです。

 自分だけの話ではいまひとつインパクトが足りないとき、引用を使って違う言葉に置き換えたり、その道の達人の言葉を借りて強めたりすることで、同じ内容でも、話の重みや説得力を高めることができます。

 いかに、“今この話に必要な内容”を取り出すかが大切です。たとえば、

 子どもの話題ならAの話。
 新製品の話題ならBの話。
 スポーツの話題ならCの話。

 こんなふうに自分の中でパターンを作っておくことで、その場にピタリとくる引用ができるようになります。即興の話でありつつ、常に用意された話を組み込むだけ。これだけでも聞き手には、知識があり、話が上手な人と映ることでしょう。

「引用」を使い分けて、より強い印象を残す

 引用が上手な人は、

・多くの人が知っている言葉の「引用」
・知られていない言葉の「引用」

 この2つを使い分けています。