●一人も知らなくても、方法はある

 とはいえ、インターンシップのところでも触れましたが、実際にその企業で働く先輩の生の声を聞いておくのは、今後の就活において非常に有益です。

 さらに、そうした取り組みをエントリーシートや面接で伝えることにより、志望する企業への強い想いや実行力のアピールにつなげていくことができます。

 たとえば、定番の志望動機を考える場合。

「貴社が掲げる経営理念の『お客様を大切に、社会正義を遵守し、個性を尊重し、総合力をフルに発揮し~』に強く惹かれました」

 と、ホームページから美辞麗句を拾ってつくっても、地に足がつかない浮ついたものしかできません。

 それよりも年齢が近くて実際に働いている若手社員から、その企業の魅力や働きがい、今後の目標を聞いてつくった方が、より具体的でわかりやすい志望動機ができあがるはずです。

 つまり、やらないよりはやった方が良いのです。

 OB・OGの探し方がわからない?

 今はSNSで簡単に意中の人とつながれますし、大学のキャリアセンター等を通じて紹介してもらう方法もあります。

 まずは行動に移しましょう。

2年以上、浪人や留年をしている

●「応募条件」で除外されなければ、気にしなくてOK

 現役で大学に合格し、3年次までに卒業に必須の単位を取得済みという順風満帆な学生もいる一方で、半年や1年といった短期ではなく、2年以上の受験浪人や留年を経験している学生もいます。

 少し前は、こうした学生を応募条件から除外した企業もありましたが、今はダイバーシティや若手社員の不足などもあり、そうした企業は稀有になってきています。

 今は「第2新卒」も一般的に許容されています。