●売りになる「ガクチカ」がなくても就職できる
「ガクチカ」が乏しかった背景は企業側も充分に認識していましたが、リアルに戻りつつある中で、「すべてはコロナのせい」が通じなくなってきていて、「ガクチカ」を問い始めてきているのも事実です。
なお、サークルもアルバイトも学業もすべて中途半端だ、という就活生は毎年一定数いますが、そうした人は全員、就職できなかったのでしょうか?
違いますよね。そのほとんどが今は社会人となってバリバリ働いているはずです。
定番のサークル、アルバイト、ゼミ、学業、ボランティアなどがなくても、たとえば趣味や友人との親交、家族との関わり方といった「一見すると売りになりそうにない取り組み」を持ち出すのも、実は効果的な一手なのです。
だから「私にはガクチカがない、だから就活がうまくいかないんだ」と頭を抱えるのではなく、特段売りのなかった、たくさんの先輩達もちゃんと新卒入社できて、現場の最前線で一生懸命に働いている事実に目を向けてください。
インターンシップの経験がない・乏しい
●インターンシップに関するあれこれ
入社後のミスマッチを防ぎたい、早めに優秀な学生に当たりを付けておきたいということで、今インターンシップの開催が盛んです。
インターンシップにもいろんなタイプがあります。
選考直結型は、そもそも参加していないと企業に選考してもらえないので参加必須です。
選考とは一切関係がないものも存在します。
後者でも、仕事の経験の乏しい学生がリアルに就社体験、就業体験を得られるという点で、インターンシップは就活上、参加しておいて損はないイベントです。
しかし、「そもそも参加したことがない」「ワンデーのものに1回参加しただけ」「意中の企業ではない」「地元の中小企業のものに参加しただけ」という学生もたくさんいます。
こうした場合、どうすれば良いのか、気になりますよね。