近年、日本には不動産バブルが到来している。加えてマイナス金利の解除も決定し、そろそろ家を買おうと考えていたものの、不安を感じる人も多いのではないだろうか。そんな住宅購入を不安に感じる人の悩みを解決ためにこの春『本当に家を買っても大丈夫か?と思ったら読む 住宅購入の思考法』が発刊された。本記事では発刊を記念して、本文の一部を抜粋、一部再編集してお届けする。

不動産営業Photo: Adobe Stock

「自分に合った家を見極められる人」と「不動産会社に騙されてしまう人」の決定的な差

 家探し初期段階はいろいろな可能性を見出したり、優先順位をつけるためにも、少しでも気になる物件を見に行くことをおすすめします。最初はマンションを希望していたけれど、戸建てを見てみたら価値観が変わることもあります。

 また、希望よりも平米数の小さい物件でも、面積以上に快適に感じて、住めそうなイメージが湧くこともあります。最近多いのは、築古はちょっと……と思っている人でも、リノベーション住宅を見ると意外とありかもと思えるパターンで、柔軟に考えられている証拠でしょう。

 ただ、内見は時間もかかるものなので、ある程度選択肢が固まってからは、なるべく無駄は減らしたいところです。内見に行ってみたものの全然琴線に触れず……ということを繰り返すと、家探し自体が億劫になってしまいます。できる限り事前にわかる情報は把握したうえで、自信を持って内見に挑むのが理想でしょう。