マインクラフトは無限に広い砂場のような、自由な場です。何をしたら勝ちというルールも、たどり着くべきゴールもありません。一応ラスボスのような存在はいますが、倒さなくても何も影響はありません。この点が、『スプラトゥーン』や『スーパーマリオシリーズ』とは大きく異なります。
ブロックを積んで壊してものを作る
マインクラフトで遊ぶには、複雑なルールを理解する必要はありません。ブロックの積み重ね方と壊し方の操作さえ覚えれば、小さな子どもでも遊べます。マインクラフトは実にシンプルなゲームです。
画面を見ると、大人はレトロな雰囲気に懐かしさを感じるかもしれません。映画と見まがうような解像度の高いゲームが珍しくない今の時代にあって、まるでドット絵のような世界だからです。だからこそ、レゴのようなブロックがデジタル化したようなものだなと、直感的に理解できます。
実際に、マインクラフトではブロックを積む、または壊すことで、何かを作っていくことになります。ただし、レゴと違うところもあります。
まず、ブロックは一部の例外を除き、立方体でどれも同じ形をしています。レゴのブロックが大きかったり小さかったり、長かったり短かったりするのとは違い、何を作るにも立方体を組み合わせることになります。
それでいて、建物を作るのに適したブロックには、木材や金属、ガラスなど様々な建材や、レンガやコンクリートなどの石材があります。木材とひとことで言っても、シラカバやアカシア、オークなどの種類がありますし、金属には鉄や銅があります。
これらの違いは、画面上は色や質感の違いとして見えますが、何を選ぶかによって、作るものの作りやすさや壊しやすさが変わります。
壊すという概念も、レゴにはないものではないでしょうか。レゴの場合、トンネルの通った山を作りたければ、トンネル部分を空洞にした山を作ります。しかしマインクラフトでは、まずは山を作ってから、トンネル工事を施します。砂場と同じです。